SF作家の山本弘が、「まどマギはSFだ!」と書いたことについて、ネット上で言われたことについて読んでみた。

 「迷惑だからSFと呼ばないでくれ」

 「SF作品って設定への拘りが「その設定を議論して楽しむ」ものじゃなく「その設定は許されないと議論」する傾向になっちゃって廃れたジャンルでしょ?」

 「作者が楽しませようと色々考えても周りが「架空の技術/生命体」を「それは正しくない!」なんて大合唱したらそりゃ誰もSFなんて書きたくなくなるわな。」

 「現代のSF作家のブログなんか見ると、ジャンルに胡座を掻いた選民意識丸出しの奴ばかり」

 などとまあ散々な言われ様だ。

 ま、言われていることはまごうかたなき真実なんで、何ともしようがない。

 身から出たさびというか、自業自得というか。

 昔、さんざん「○○はSFじゃない!」などと喚いて、SFに夢を持っていた若い連中を足蹴にしてきたのだから、もうSFに悪印象しかないのは当たり前。

 しかし、SF界は30年経っても変わっていないようだなあ。

 よりひどくなっているかもしれん。

 ある意味、その馬鹿さ加減は見事なのかもしれないな。