正直言って、以前書いたとおり、見るまでは不安だった。

 幾原邦彦という「人類の宝」の残骸を見せられるのではないかと。

 杞憂だった!!!!

 第一話でいきなり全盛期を超えるところまでシフトアップしてくれた。

 嬉しくて泣きそうだ。

 思えば、彼が雌伏したこの12年は、私がアニメから足を洗った時期だった。

 最近「化物語」から少し見るようになっていたが、やはりそれなりに評価は出来るが、それなりでしかない作品たちだった。

 今ははっきり言える。

 王は帰還した。

 これから真の時代が始まる。