日曜深夜放送の原発事故ドキュメント（２）

　このドキュメント番組で印象強かったのが、「穴は存在しない」ということだった。

　本来、見つけにくい穴も探し出して改善する立場の者が、警告された穴も「そんなの存在しない」という立場で押し切ってしまうということ。

　こんな空気が存在したら、どんな施設でも安全なんてない。

　ましてや原子力においておや。

　世界一危険な原子炉というものが、世界一危険な列島の上にあるだけでも、大変なことなのに、その上世界一危険な運営がなされていた。

　今まで事故らなかったのは現場が何とか踏ん張っていたからか。

　しかし、ここまでひどいと、こんなひどい運営をまともにしたら原子力を運営しても大丈夫になりますと言いくるめかねないな、電力会社は。

　それは避けねばならない。