灰色狼とは何かについて、真面目に考えると、ヨーロッパの被差別民族の暗喩だろうね。

 高い知能を持つ少数民族というと、考えつくのは一つしかない。ユダヤ人だ。

 灰色狼はユダヤ人の暗喩だと思えばよくわかる。

 コルデリアやヴィクトリカに対するブロワ侯爵のひどい扱いもね。

 科学アカデミーの主催者が灰色狼=ユダヤ人であることが判ると大スキャンダルになるというのもよく判る。

 まあ灰色狼には、他にもジプシーやケルト人、バスク人なんかのイメージもあると思うけれど。

 しかしヨーロッパの支配民族たるゲルマン人の特徴である金髪の民族というのは作者の皮肉か、単なるヴィクトリカを金髪にするための方便か?