ラノベというのは昔ならジュヴナイルと言われていたジャンルだろうと思う。

 子供向けの(児童文学ではなく)小説という意味だ。

 ただジュヴナイルは普通の小説を書いている作家が少年少女向けに書いたものだが、ラノベはラノベ専用作家が書いているという違いがある。

 だがそういう意味でGOSICKは昔のジュヴナイルに近いと言える。

 戦後の一時期は、少女向け小説誌に川端康成が書いていたなど、かなりレベルが高いものだった。

 西尾維新はラノベ作家なのか、そうではないのか?

 どちらにせよ、ラノベの影響で日本の文学シーン自体が大きく変わっている気はするな。