ロス等で留学支援業をやっている人が書いているブログで、ちょっと困ったなというのを見た。

 その人は10年以上ロスに住んでいて、地下鉄に乗ったことが全くないというのだ。

 そして初地下鉄経験について書いているのだが、しきりに男性はともかく女性には危ないという。

 しかし当然ながら女性も使っているわけで、彼女らはどうなるのだと思った。

 どうにもアメリカ低所得層(つまりは有色人種。黒人、ヒスパニックなど)に対する過度な恐怖心が感じられて、不愉快だった。

 もちろん留学生は近づかない方が安全だという意味なら良いのだが、そうではなくひどい偏見が感じられた。

 こういう人に世話されたら、変な偏見を植え付けられるのではとそっちの方が心配になる。

 まあ、こういうことを言うと「それは安全な日本に住んでいる者の考えで、ロス近郊に住めば考えも変わる」と言われるだろう。

 しかし、仮にも留学生を世話するのであれば、現実的な行き方はともかく、理想は忘れるべきではないと思えるのだが。

 そういう理想がない人に、留学生を支援して欲しくはないと思う。