昨日のNHKの「時論」で、B型肝炎が取り上げられていた。

 それによると、厚生労働省は注射針回しうちの危険性を認識していたにも関わらず、それを放置していたという。

 昭和20年代30年代ならそれも日本が貧乏な時代であり、やむを得ないとも思えるが、日本も豊かになり使い捨て注射器が当たり前になった時代にもこの危険な回しうちを放置していたのは信じられない職務怠慢としか言いようがない。

 その結果、推定47万人もの感染者が出たのだから、史上最大の医療災害になっている。

 今回の原告には90年生まれの人もいるという。

 え!?何故!?と思う。もう対策が取られた後だったのでは?と。

 針は変えたが注射器を変えなかった結果だという。

 信じられない!!!!!

 感染していない人も、幸い運良く感染しなかっただけなのだということを自覚すべきだろう。

 たまたま、自分の前に注射した人に感染者がいなかっただけなのだ。

 順番が入れ替わってもおかしくはなかったのである。

 しかし、裁判でここまでやられても、未だに国はその責任を自覚していないように思える。