少年チャンピオン連載の「刃牙」(だったと思う)で、烈海王がボクシングのグローブは武器だということに気がつくというシーンがある。

 それは私が昔から持論にしていたことなので、「我が意を得たり」であった。

 まあこの作者はあまり好きではないのだが、これに関しては全く同意見だ。

 普通一般にはグローブというのは打撃のダメージを弱くするモノだと思われている。

 最初はそうだったのだろう。

 しかし何十年も続くうちに、ボクシングの選手はこれを武器として使うことを覚えていった。

 早い話がボクシングのグローブを頭にぶつけてみると良い。

 頭がクラッとするだけの衝撃がある。

 それを最大限に生かしたのがジャブだ。

 グローブなしでジャブを打ってもききはしない。

 グローブあってこそのジャブなのだ。

 だから、そのことが全く判っていない空手家や拳法家がグローブをつけて試合に臨むと思いかけない失態を演じることになる。

 見ている方もそれが判っていないから、グローブをつけたパンチはつけないパンチより威力が劣ると思いこんでいる。

 だから変なことになってしまっていたのである。

 グローブは武器。

 このことをもっと広めねばならないだろう。