尖閣諸島問題で、中国があそこまで国際常識を無視して強気に出たのは、歪んだ歴史教育で自分たちが正しいと思い込んでいることがあるように思う。

 中国の主張する領土の大陸棚論などと言うものは国際常識ではあり得ない。

 にもかかわらず、中国側は、それが国際社会ですんなり受け入れられると信じていたフシがある。

 それはやはり日本は悪で中国は正義といった自己中心的史観、言わば自分がついた嘘に自分が騙されたということではないのかと思える。

 チベット問題を軽く考え、自分たちの国際社会における地位を読み違えたということなのだろう。

 やはり歴史教育に嘘を入れると結局後で大きなマイナスをもたらすことになってしまうのだろう。

 中国にそれを理解して修正するだけの器量があるかどうかで、現在の政府の運命が決まるだろうな。