では、何故そこまで韓国人は自分たちは両班の子孫だと言いたがるのだろうか?

 日本では、自分の祖先が(人口の8割を占めていた)百姓であったことや、他、商人や工人であったことを隠そうとする人などいないだろう(その下の階級に関してはあるかもしれないが人口的にたいした数ではない)。

 それは、そういう農工商がそれなりの敬意を持って扱われていたからだろう。

 それに対して韓国ではどうであったか。

 韓流歴史ドラマ「千秋太后」を見ていると、この時代は10~11世紀の高麗なのだが、武器を作る者や陶磁器を作る者が奴隷階級であったことが判る。

 日本であれば神官と同格に見なされていた刀鍛冶が奴隷なのである。他は推して知るべきである。ドラマ中で、中央から派遣された役人の、刀鍛冶を人と見なさない非道な仕打ちに耐えかねた者が反乱を起こすのだが、こういうことはその後の高麗時代、そして李氏朝鮮時代にどんどん悪化していったと考えられる。

 両班でなければ奴隷なのである。日本であれば優れた技術を持った工人として尊敬されるはずの者たちが、奴隷として卑しまれる。

 誰が自分が奴隷の子孫だと思いたいだろうか。

 韓国人がみな両班の子孫と名乗っていることは、奴隷の子孫ではないと思いたいことの裏返しなのだろう。

 それが事実に反するとしても。