シングルリリース 1999年8月11日 「A」収録
アルバムリリース 1999年11月10日『LOVEppears』(ラヴピアーズ)収録

人は哀しいもの
人は哀しいものなの?
人はうれしいものだって
それでも思ってていいよね

 作詞技法としては、言葉の一部ずつを変えていく技法で、あゆはこの技法を割とよく使うように思います。

 しかし、この歌ではその技法以上に、あゆの泣きのヴォーカルというか、嗚咽するヴォーカルが効果的です。

 一人の歌い手として聴いた場合、あゆの特徴というか長所は、このヴォーカルの「泣き」でしょうね。

 喜怒哀楽の四つはみなあゆにありますが、その中でも「哀」の感情表出は突出していて、あゆの特徴になっていますね。

 この歌は、「人は哀しいもの」という常識的な認識が最初にあります。
 その次に、それに「なの?」をつけて疑問を呈します。
 次に「人はうれしいものだってそれでも思ってていいよね」と書きます。
 人は哀しいものだって判っているけれど、それでもそうではないと思いたい。そういう願望があゆのヴォーカルで語られるとき、その効果は最大になります。

 ところで、この歌は、あゆ最大のシングルヒットになった「A」の四つの歌の中の一つです。私個人としては、そこまで支持された最大の理由は、この「End roll」だと思っています。名曲です。