温暖化が現在如実に表れているのは北極海です。

 昔の同月に比べて明らかに氷結面積が減っている衛星写真を見た人も多いでしょう。

 ところで、温暖化なんて嘘だなどと言い立てている向きがありますが、私がその本を読んだところ、この北極海の氷の問題に全く触れていなかったので、ブームに便乗してせこく金儲けを図っているだけと判断しました。

 原理的に現代文明は温暖化するものなのは、前回説明した通りです。
 温暖化しないとすれば、それは地球が氷河期に向かっている場合だけでしょう。
 氷河期で寒冷化し、そこに温暖化すればプラスマイナス0になるかもしれません。

 しかし、地球上の状況を見れば、そんな都合よくはいっていないことは確かです。

 ではどうすれば良いのでしょうか。

 要するに、石油や石炭という地中に埋まっていた「炭素」を掘り出して燃やすということを止めるということです。

 そのためには、太陽エネルギーを利用して電気を起こし、都市や工場で使い、また自動車を電気自動車や水素自動車に変える必要があります。

 ただ私はそれほど心配はしていません。2010年代は、それらが劇的に進化し、普及する時代になると思いますね。

 いったん、そちらの方が便利で安いとなれば、一気に変化することは、かつて石炭から石油に変わったときに経験済みですね。