曹操の話をすると、曹操が現れるという諺が中国にありますが、曹操の事を書いていると、曹操のニュースが飛び込んできました。

 曹操の陵墓発見というニュースです。

 事実だとしたら、千数百年の間不明だった曹操の墓ですから大発見ですね。

 曹操は死ぬ前に、喪に服すな、遺体には平服を着せ、金銀珍宝の類は墓に入れるなと遺言していたのですが、金銀製品が見つかったというのは、やっぱり完全には遺言が守られなかったということですかねえ。

 あるいは、女性の遺体が二つと言いますから、後で卞皇后が死んだときに合葬し、そのときに金銀製品を入れたのかもしれません。

 740平方mというと、小さい墓ではないまでも、曹操ほどの権力者の墓としては大きくはないですが。

 この時代は、親が死んだら子は思いっきり豪勢な葬式をやり、立派な墓を作り、3年間は喪に服するのが常識なんですね。儒教道徳というやつです。

 それをそういう遺言を残したのは、さすが曹操だと思いますね。

 曹丕も曹操にならって薄葬にしたそうです。