「永遠のこどもたち」のDVDを見て号泣。あかん。ホラーと思って見たのに…不意打ち。
やっぱりギレルモ・デル・トロは良い。
同じ孤児院舞台という事で最初の方はデビルズバックボーンを彷彿とさせるけど、最後はパンズ・ラビリンス的なものすごく切ない終わり方。
全てを現実と受け止めるとあまりに悲劇的。でも虚構の世界を信じる事が出来れば、ある意味最高のハッピーエンドなのでかなり複雑という。
2回見ると、1回目にスルーしていた色々な細かい事に気付き、最後にまた泣いてしまった。
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以下疑問点&推測(ほぼネタバレのみ)
※あらすじ等わかりやすく書いてないので、見てない人には何がなんだかわかりませんし、面白さも伝わらないかと思われます。いわば個人的メモみたいなものなのでスルー推奨。
大部分の不思議現象はシモンがやった事、もしくは空想で片付く。
トーマスの話をしだした時には既にあの部屋を見つけていたので、名前も知っていたしマスクや服もそこから持ち出したと推測できる。
両親から聞かされていなかった話を知っていたのも、やっぱり宝探し(隠し?)の途中であのファイルを見たからという事でかたがつく。しかも、シモンの話には一つ矛盾点がある。トーマスがシモンに「僕たちは同じ、母親がいないしすぐに死ぬ」と言ったところ。その時点でトーマスには実の母であるベニグナがいたはず。これは、シモンには部屋を見ただけでは(母子の写真が貼ってあったけど、ベニグナは施設の制服を着ていたので)わからなかったからかと。
同様に、宝探しについてもシモンがやったという事でほとんど説明出来るんですが、ただ一点だけ疑問が。
宝探しのヒントは全てシモンが死ぬ前に仕掛けていたとすると、ドアノブが宝箱に入っているのはおかしい。ドアノブがないとトーマスの部屋には入れないですから。うーん。どういうこと?
やっぱりトーマスや子供たちは存在するのか?謎は深まります。
まぁでも、存在すると考えた方がこの場合は幸せな気がする。
最後、ラウラが自分の「宝物」であるシモンを見つけた結果、「シモンに会いたい」という願いが叶い、更にシモンが自分のコインを見つけた願いが叶う。この「ここでずっと皆の世話をしてほしい」というのは、シモンだけでなく子供たち全員の願いだったんじゃないかと思うんですよね。
…映画の中でも度々出て来るけどこの話、もろにピーターパンだなぁ。ウェンディ=ラウラ、ピーターパン=シモンで、ピーターパンがウェンディをネバーランドに連れてきて、子供たちの世話をしてくれるようお願いする。
お話の中のウェンディは結局此岸に帰ってしまうけど、ラウラはシモンの為に彼岸へ逝く事を選択する。母の愛は強し!
唯一残された父親だけが不幸だけど、最後に「シモンを見つけたら返してくれ」と言ってラウラに貸したペンダントを、荒れ果てた屋敷の中で発見して笑顔になる。これは、多分ラウラがシモンに会えた事に気付いての笑顔だと思うので、少しは救いがあるように思うけど…うう、でもやっぱり切ない。・゚・(ノД`)・゚・。