バンクーバーオリンピックフィギュア男子シングル | UNDER THE TREE

今日はフリーの日。

朝11時からテレビにかじりついてました。

まずは、祝・高橋大輔選手銅メダル!!!!本当に素晴らしい演技でした。

昨今のルールを考えれば、クワド回避の方が寧ろ高い位置を狙えただろうに、あえて高難度の技に挑戦するその心意気が大好きです。感動しました。

他のジャンプはクオリティが高く、以前は唯一の弱点と思われたスピンも復帰以降格段に良くなって立派に見せ場となっていたし、圧巻のステップはLEVEL4を獲得。

まさに「集大成」と言う言葉に相応しい気迫に満ちた演技だったと思います。

高橋選手、お疲れ様でした。良い演技を見せてくれて本当にありがとう。

オリンピックは最後かもしれなくても、スケート自体はまだまだ続けて欲しい。もっといっぱい色々なプロが見たい!



愛しのプルさんは銀メダルでした…。正直ちょっと残念。でも相変わらずの宇宙人っぷりが垣間見れたのでまぁいいか。

しかしブランク3年であのジャンプの安定感。質はともかくとして、軸がめちゃくちゃ斜めってても絶対着地するし流石です。

ほんの1年半前くらいってだいぶメタボ入ってて、しかも膝の怪我もまだ治りきってなくて、復帰なんて有り得ないだろうと思ってたのに…フタを開けてみたらジャンプに関しては未だ誰の追随も許さないオラオラっぷり。すごすぎる。

北米にどれだけイチャモンつけられ足を引っ張られようが、プルは最高です。そんだけ!



金メダルはアメリカのエバン・ライサチェック選手。

難度の高い4回転ジャンプは回避したけれども、だからこそ出てくる安定感と自信が感じられる演技でした。

長い手足をフルに生かした迫力のある演技は文句なしに素晴らしかったです。



【言いたい放題】

ファンの人には悪いけど…パトリック・チャンの点数、何あれ。高過ぎ。いくら地元開催上げがあるにしても、あの点数はない。

ジョニーは逆に低すぎ!!!!!おいおい。チャンの下はないだろうよ。あのブーイングは至極当然じゃないでしょうか。ショートも低かったし…何なんだ一体。


ランビエール…ちょっと表情が終始固かったんだけど、どうしたんだろうとちょっと心配になってしまいました。いつもの70%も力が出てない感じ。体調悪かったんだろうか。うーむ。しかしこの人の演技はやっぱ好きだ。スピンも美しかった。


ジュベールとアボット…。・゚・(ノД`)・゚・。


アモディオとテンくん…二人ともこれからが楽しみな選手です。アモディオのフリーのプログラムがお気に入りです。


小塚くん…四回転成功!すごい!3Aで一回転倒した以外はミスらしいミスもなく…なのに思ったより点数伸びなかったので残念です。相変わらずの美イーグル。もっと長く見たい。

キスクラで最後、次に滑るテンくんに「デニスがんばれ!」て言ってたのが微笑ましかったです。いい奴だなぁ。


織田選手…思わぬアクシデントがあって残念でしたが、怪我じゃなくてよかった。織田くんならまだソチまで全然行けると思うので頑張って欲しいです。
あと、演技後のインタビューでしつこく質問してたアナウンサー(?)が不快でした。泣くまで根掘り葉掘り聞いてやるなよ…


最後に。

4回転回避のライサチェックが金、ショートもフリーも4回転を跳んだプルシェンコが銀。

この判定は、今のISUの意思をはっきり象徴しているように思います。四回転に失敗するリスクを背負って挑むよりも、難度を落としてでも演技を完璧に見せる事を重視。ジャンプよりも表現力(何でもこの言葉を使うのは嫌なんですが)。

その良し悪しはわからないんですけども、正直なところを言えば何だかなぁです。男子シングルの最大の醍醐味と言っていい、4回転がもうISUにとっちゃいらない子扱いなんだなと。何が何でも4回転!!て思ってるわけではないですが、このままのルールで行くとそのうち誰も4回転飛ばなくなっちゃうんじゃないかな。だってリスク高いだけでまったく旨みがないですから。うーんもやもや。ま、仕方ない。なるようになるさ。


残すはアイスダンスと女子シングル。楽しみですがちょっと…いやかなりドキドキ。