こんにちは。 ゆづママ@ミラネーゼです。
今日は、ウエスト症候群(点頭てんかん)について、医学書から書き出したいと
おもいます。名前の由来はウエスト医師が自分の子供の症状を論文にしたのが、
はじまりみたいですね。なんで日本語だと「点頭てんかん」っていうんだろう・・
って思っていたら、(点頭=うなづくこと) なんだそうですね。
興味のあるかたは、ぜひ読んでみてください。
ウエスト症候群 (・・引用は、同じ本からです)
1. 定義;
きわめて短時間の上半身または全身の前屈・屈曲性の強直発作で、精神発達
遅滞を伴い、発作間欠期の脳波が、ヒプスアリスミアを呈する小児てんかんの
特殊型をいう。
2. 名称;
点頭てんかん、乳児痙攣発作(infantile spasm)や礼拝痙攣(salaam convulsion)
とも呼ばれる。
3. 原因;
(1)出生前因子
a 20-30%を占める。
b 結節性硬化症、フェニルケトン症、先天性サイトメガロウィルス感染症など。
(2)出生時因子; 低酸素脳症、頭蓋内出血など。
(3)出生後因子; 脳炎、髄膜炎、カリウム欠乏性頭蓋内出血など。
4. 発症年齢;
(1)乳児期; 大部分は生後4-8カ月に発症。
(2)生後1か月以前および2歳以後に発症することは極めて稀。
5. 症状
(1)痙攣発作
a きわめて短時間の上半身または全身の前屈・屈曲性の強直発作。
⇒両上肢を伸展挙上し、頭部を前屈(点頭)し、躯幹を屈曲する、瞬間的ないし
数秒の短い強直発作。
b 発作は、入眠間際または覚醒間際に頻発する傾向がある。
c 発作は、数秒間隔で連続して生じる。
d 発作回数 ; 頻回で、少なくとも毎日1回以上。
(2)精神発達遅滞を伴う。
6. 発作間欠期の脳波
(1)ヒプスアリスミア、すなわち
(2)高振幅の徐波、棘波が不規則に出現する高度の律動異常。
7. 治療
(1)ACTHおよび副腎皮質ホルモン療法に対する反応は良好。
(2)ベンゾジアゼピン系薬剤(ニトラゼパム=ネルボン or ベンザリン、
クロナゼパム=ランドセンなど)の効果も期待できる。
(3)通常の抗てんかん薬の効果は乏しい。
8. 予後
(1)一般に不良。
(2)5歳ころまでに点頭てんかんは消失するが、多くは精神神経学的障害を残す。
(3)1歳前後からレノックス症候群(67ページ)に移行することが多い。
今の段階で、ゆづきはウエスト症候群は確認されていません。。
でも、ゆづきの病気の原因になった“ARX遺伝子”はウエスト症候群や、
水無脳症の原因になったりもするそう
けいれんって本当にやです・・ (>_<)
病気を治せなくても、発作だけは止めてあげられたら・・
( 無理なのわかってるけど・・ )
ママの願いです・・・