2017年はまずトランプ大統領の動向とFRB議長の発言が注目された。メキシコに本当に壁を作るのか? 税制改革で景気を浮上させるのか? TPPからは離脱? 北朝鮮の脅しと攻撃は? オランダ、フランスの選挙はどうなる? …など今年初めのタイミングでは幾つもの予測が多く、メキシコとの国境にアメリカは本当に壁を作るのか? 税制改革で景気を浮上させるのか? TPPからは離脱? 北朝鮮の脅しと攻撃は? オランダ、フランスの選挙はどうなる? …など今年初めのタイミングでは幾つもの予測が多く、7の付く年は以前から波乱が多く。。。ということで、時がたつに連れて欧州の選挙でははっきりと方向性が出たものの、それ以外、特にトランプ大統領は相場を振り回すような疑惑や方向性が多く、普通以上に多いヘッジのポジションを更に積み上げさせている。

 

証拠金はとても多く積み上げてはいるが、先行き不透明感が徐々に強くなっている今では、ほとんど積極的な投資や片サイドに大きく傾けるポジションは持っていないであろう。

それで大局的に長めのチャートで見ていても、短期で見ていてもどちらに動くかは不確かな様子。一つだけ言えるのは、北朝鮮とトランプ大統領のおかげでネガティブ気分は満喫、とりあえずユーロを買っておくかという具合にほとんどの市場のポートフォリオは多数が少しずつユーロロングにしているため、この通貨は上昇している。思ったより長く上昇が続いている。上昇がはっきりと始まったのはフランス選挙の前、3月くらいから。オランダ選挙でおやおやと思わせてショートを切らされ、ロングにここで転換していた向きも多かったはず。半年間の上昇の後半部分はトランプと北朝鮮のおかげで、連動して相対的に金も高い。

 

Uncertainty, uncertaintyとブルーンバーグでもロイターでも主要な紙面や専門雑誌でもその言葉がやまない。もしかすると今年の流行語大賞か???という具合である。そういうふうに騒げば騒ぐほど、先行きがわからないのがもっとわからなくなり、ヘッジで固め、ユーロをちょっとだけ買い持ちと、皆のポジションの方向が決められてくる。ポジションから言わせてもらえば、方向性決まっているんじゃあないのと言いたくなるほど。

 

不確かなのだから、先はわからないということ、ここから先は皆と逆のポジションが功を奏するとしか思えない。積極的な投資は積まないのなら、年末に向けてはこれからポジションを閉める方向であるのだから。

 

不確かな2017年のオリンピックだとしたら。。。

400mリレー走者

第1走者:トランプ大統領(アメリカ)

第2走者:欧州選挙(EU代表)

第3走者:北朝鮮

第4走者:???  

最後まで完走者がいることを望む。。。