先日、自宅の押入れを整理していたら、古い写真がたくさん出てきた。懐かしさと好奇心に駆られて、1枚1枚丁寧に眺めていった。

 

すると、大学時代の仲間たちとの集合写真が目に留まった。あの頃は、将来への希望に胸を膨らませ、仲間と切磋琢磨しながら過ごしていた。今となっては、みんなそれぞれの人生を歩んでいるけれど、あの頃の友情は今でも心の中で輝き続けている。

写真の中の自分は、今よりもずっと若くて、希望に満ちあふれている。大手企業に就職が決まり、バリバリのサラリーマンとして出世していくんだという目標を胸に秘めていた。しかし、実際の人生は思い描いていたものとは随分と違うものだった。会社を辞めて起業し、そして失敗。再びサラリーマンに戻るも、このままではいけないと決意し、副業でWEBマーケティングのスキルを身につけた。そして今、僕は再び独立し、WEBマーケターとして活躍している。

人生には、思い通りにいかないことばかりだ。でも、そんな中でも、優しさや感謝の気持ちを忘れずにいることが大切なんだと思う。僕は、人との出会いや些細な優しさに、今でも涙が出るほど感動する。この感受性豊かな心を、これからも大切にしていきたい。

古い写真を見ていると、人生の節目節目で出会った人たちのことを思い出す。今の僕があるのは、多くの人たちの支えがあったからこそだ。恩師や先輩、同僚、仲間たち。彼らから受けた優しさを、今度は僕が誰かに贈っていきたい。そして、いつか誰かが僕のことを「あの時、あの人に助けられた」と思い出してくれたら、こんなに嬉しいことはない。

人生は決して平坦ではないけれど、その中で出会う人たちとの繋がりこそが、人生を豊かにしてくれる。たった1枚の写真から、そんな大切なことを思い出させてくれた。この写真を、僕の宝物として大切にしていこう。そしてこれからも、人との出会いを一期一会と思って、大切にしていきたいと心に誓った。