ネットワークビジネスについてよく言われる言葉に

ネットワークビジネスはコピービジネス」
「自分のコピーを作っていけば成功する」
「アップラインのやり方を真似ればいい」

等々があります。

これはネットワークビジネスの教育システムについて述べているものす。

ちゃんとした会社であれば、マーケティングやセールスのスキルを身に付けるための教育システムを提供しているので、その教育システムで学んでいけば誰でも成功できると言いたいわけです。

アップラインが学んだ方法と同じ方法を学べばアップラインのように成功できると言いたいわけです。

あなたがダウンラインを教育していくときも、まったく同じように教えていけばいい。

だから自分のコピーをつくるコピービジネスというわけです。

本当にそうでしょうか?

これは本当だとも言えるしウソだとも言えます。

アップラインが大成功しているからと言っても、必ずしもすべてのダウンラインが同じように大成功するわけではありません。

同じようにアップラインのコピーをしても結果は異なります。

アップラインの何をコピーしようとするかで結果に雲泥の差が出てしまうのです。

成功したければ成功者の行動を真似すればいい」

これは色々な成功本にも書いてあることですが、もっと大事なことがあります。

月に10万円とか20万円程度を稼ぎたいのであれば、行動だけコピーしても達成できるかもしれません。

しかし、月100万円、500万円、あるいは1000万円以上を稼ぎ、事業として本格的にビジネスを運営していくことが目標ならそれだけでは不十分です。

そのレベルの成功を目指すのなら成功者の思考をコピーする必要があります。

どんなに優れた教育システムであっても、マーケティング手法であっても、原理原則、根幹以外の部分は絶えず変化していきます。

ですので、アップラインが試してうまくいった方法、例えば広告なんかも、あなたが試した時点では効果が無くなっているかもしれません。

特に移り変わりの激しいインターネットで集客するオンラインMLMの場合は、その傾向が顕著です。

もちろん、教育システムも絶えずアップデートしていますが、それはチームメンバーみんなが試行錯誤した結果を反映させているのです。ですので、あなた自身もその試行錯誤に参加する必要があるかもしれません。

要は枝葉の部分は絶えず変化するので、根幹の部分を真似すべきということです。

根幹とは、成功者の考え方、思考に他なりません。

行動ではなく思考をコピーするのです。

そうすれば、絶えず変化するマーケティング手法や、次々と新たに出てくる集客方法に右往左往することも無くなります。

行動だけを見て真似した場合、その方法が通用しないとなると心が折れて挫折してしまうことにもなりかねません。

思考を真似ていれば、うまくいかなくても解決法を探そうとするでしょう。

アップラインのような、あるいはアップラインを超える成功を手に入れたければ、成功者の思考、成功者のマインドセットをコピーすることです。

ここまで読んで気付かれたかもしれませんが、思考だったら別にアップラインでなくても、誰からでもコピーできますよね。

ロバート・キヨサキでもいいし、ビル・ゲイツでも松下幸之助でもいい。

あなたが尊敬する成功者の思考を真似ればいいわけです。

壁にブチ当たったときには、

「こんな時、松下幸之助さんだったらどう考え、行動するだろう?」

といった風にイメージするのです。

その習慣ができれば、成功者の思考、成功者のマインドセットができてきます。

行動を真似るか、思考を真似るか。

どちらを真似るかによって結果は大きく異なるのです。