昨日は妻と一緒にオーストラリア移住セミナーに行ってきました。
私自身はマレーシアの生活は快適だし満足しているのですが、子供たちの教育等色々考えるところがあって選択肢はいくつか持っておきたいと思って勉強しています。
セミナーの内容はオーストラリアの生活環境、住宅環境、教育環境、医療環境等の説明と、PR(permanent resident 永住権)の種類と申請方法、条件について等々です。
マレーシア人にとってオーストラリアは最も人気のある移住先で、移住エージェントの話によると毎年5000人以上のマレーシア人がPRを取得して移住しているそうです。
オーストラリアの中でもマレーシア人に一番人気はメルボルンで、妻の妹夫妻も6年前にPRを取ってメルボルンに移住しました。
私たちも妹夫妻の家に数か月間滞在したことがあるのでその住環境のよさは知っています。
エージェントは生活環境、住宅環境、教育環境、医療環境のどれをとってもオーストラリアの方がマレーシアよりも優れていると熱心に移住を勧めていました。
確かにそれは本当だとは思います。
しかし、何よりもオーストラリアは日本と比べても生活コストがかなり高いのでマレーシア人にとってはある程度の富裕層でないと移住は無理のようです。
私の独断と偏見でマレーシアとオーストラリア、どっちがいいか比べてみると…
■マレーシアの優れている点
・生活コストが安い
・気候が温暖で体に優しい
・台風や地震等の天災がほとんどない
・花粉症がない
・親日的
・東南アジアでは比較的治安がいい(日本やオーストラリアに比べると悪い)
・高速道路等の交通インフラは日本以上
・英語が通じる(ただし訛りはかなりある)
・インターナショナルスクールが格安で水準も高い(ローカルスクールの環境は劣悪)
・食事が安くておいしい
・医療水準が高い(日本やオーストラリアと比べても見劣りしない)
■マレーシアの劣っている点
・日本やオーストラリアに比べると治安が悪い
・断水や停電がけっこうある(他の東南アジア諸国に比べると少ない)
・公共機関や役所のサービスは最悪
・銀行や弁護士事務所等でも計算ミスやスペルミスがある
・銀行のシステムダウンで送金や出金ができないことが結構ある
・仕事が遅いしクオリティーも悪い(労働生産性は日本の5分の1という統計結果がある)
・人種差別政策(マレー人を公式に優遇、例えば同じ不動産を買うにしてもマレー人は安く買える、銀行の預金金利もマレー人は高い金利が適用される、逆に借りるときはマレー人は安い金利で借りられる等々)
・年金制度や社会保障制度が整っていない
■オーストラリアの優れている点
・治安がいい(マレーシアよりはいいが日本よりは悪い)
・年金制度や社会保障制度が充実している(マレーシアはもちろん日本よりもはるかに上)
・優れた教育環境(公立校なら無料で質の高い教育が受けられる)
・優れた住環境(マレーシアや日本よりも上)
・優れた医療環境(公立病院なら無料、マレーシアでも公立病院は無料だが医療の質は私立よりも格段に劣る)
・親日的(外国語は日本語が一番人気)
・英語圏である(多少のオージー訛りはあるもののやはりネイティブ)
■オーストラリアの劣っている点
・生活コストが高い
・人種差別的な考え方が残っている人もいる(公立の学校では白人がアジア人をいじめるといったケースも多いそうです)
・仕事が遅い(マレーシア人より遅いかも…、ただしクオリティーはマレーシア人より上)
・日本と比べると治安が悪い(マレーシアほどではないにしても結構空き巣被害が多いそうです)
・インターネット環境が遅い(日本はもちろんマレーシアよりも遅いかも)
ついでに日本も比べてみましょう。
■日本の優れている点
・治安がいい(世界一です)
・医療水準が高い(オーストラリア、マレーシア並み)
・年金・社会保障がマレーシアよりは充実している(オーストラリアよりは劣る)
・停電や断水がほとんどない(オーストラリアでも日本よりは頻度が高いそうです)
・世界最高水準のサービスレベル(日本に行くといつも実感します)
・オーストラリアよりは生活コストが安い
・和の心・利他主義的国民性(阪神大震災や東日本大震災のときの日本国民が見せた助け合いの精神や、災害時でも整然とルールを守る姿は世界中を驚嘆させました。日本以外の国なら間違いなく略奪が起きて収拾不能になるところです)
■日本の劣っている点
・社会保障費や税金等の国民負担率は世界最高水準
・社会保障制度や福祉制度はオーストラリアより劣る(マレーシアよりは上)
・相続税や贈与税といった旧態依然とした税金がいまだに存在する(世界では少数派)
・地震や台風等の自然災害が多い
・気候が厳しい(暑さで死者が出るなんてマレーシアでは聞いたことありません)
・劣悪な住環境(日本に来て実家や友人宅に訪問するといつも感じるのが、狭い…息が詰まる…という感覚)
・腐敗しきった官僚機構(これは世界中どこでもありますが日本は度が過ぎているというか特殊です)
・巨額の財政赤字(政治家や官僚の怠慢や利権のために何の責任もない子供たちにこのツケを回すなんてとんでもない)
・戦争や紛争の危険性(理不尽で恩知らずな隣国や戦略に欠ける無能無策な政治家のために子供たちを戦地に送り込むなんて…)
・統制経済化・全体主義化の危険性(秘密保護法や集団的自衛権…日本がいつか来た道を辿ろうしているように見えるのは私だけでしょうか)
といったところ…
あくまでも比較というのは相対的なものなので、治安がいいとか悪いとかもどこと比較するのかで変わってきます。
一般的にマレーシアは治安がいいとされていますが、それはあくまでもその他の東南アジア諸国と比べた場合です。
オーストラリアや日本に比べればマレーシアの治安は最悪だし、オーストラリアだって日本に比べれば決していいとは言えません。
移住するのならネットで氾濫している情報に惑わされずに、しっかりと自分の目で見て、体験して自ら情報を集めましょう。
私の方も将来どこに住むかはまだまだ検討中です。
ただ日本は一時帰国ならともかく永住する気にはなれないですね。
特に気候の厳しさがネックです。
私はオーストラリアの気温40℃超の夏も経験したこともありますが、それでも湿度の高い日本のうだるような暑さよりはしのぎやすいです。
私の知り合いで中東で気温50℃を体感してきた人がいるんですが、彼も日本の夏よりはマシだと言ってました。
まだマレーシアに住み続けるかオーストラリアに移住するかはわかりませんが、自分の意思で自分の住む場所を決められるっていいですね。
自分が働かなくても収入が入ってくる仕組みさえ構築できれば、住むところは自由に決めることができます。
少なくとも将来不安要素満載の日本からいつでも脱出できる準備はしておいた方がいいと思いますよ。
私自身はマレーシアの生活は快適だし満足しているのですが、子供たちの教育等色々考えるところがあって選択肢はいくつか持っておきたいと思って勉強しています。
セミナーの内容はオーストラリアの生活環境、住宅環境、教育環境、医療環境等の説明と、PR(permanent resident 永住権)の種類と申請方法、条件について等々です。
マレーシア人にとってオーストラリアは最も人気のある移住先で、移住エージェントの話によると毎年5000人以上のマレーシア人がPRを取得して移住しているそうです。
オーストラリアの中でもマレーシア人に一番人気はメルボルンで、妻の妹夫妻も6年前にPRを取ってメルボルンに移住しました。
私たちも妹夫妻の家に数か月間滞在したことがあるのでその住環境のよさは知っています。
エージェントは生活環境、住宅環境、教育環境、医療環境のどれをとってもオーストラリアの方がマレーシアよりも優れていると熱心に移住を勧めていました。
確かにそれは本当だとは思います。
しかし、何よりもオーストラリアは日本と比べても生活コストがかなり高いのでマレーシア人にとってはある程度の富裕層でないと移住は無理のようです。
私の独断と偏見でマレーシアとオーストラリア、どっちがいいか比べてみると…
■マレーシアの優れている点
・生活コストが安い
・気候が温暖で体に優しい
・台風や地震等の天災がほとんどない
・花粉症がない
・親日的
・東南アジアでは比較的治安がいい(日本やオーストラリアに比べると悪い)
・高速道路等の交通インフラは日本以上
・英語が通じる(ただし訛りはかなりある)
・インターナショナルスクールが格安で水準も高い(ローカルスクールの環境は劣悪)
・食事が安くておいしい
・医療水準が高い(日本やオーストラリアと比べても見劣りしない)
■マレーシアの劣っている点
・日本やオーストラリアに比べると治安が悪い
・断水や停電がけっこうある(他の東南アジア諸国に比べると少ない)
・公共機関や役所のサービスは最悪
・銀行や弁護士事務所等でも計算ミスやスペルミスがある
・銀行のシステムダウンで送金や出金ができないことが結構ある
・仕事が遅いしクオリティーも悪い(労働生産性は日本の5分の1という統計結果がある)
・人種差別政策(マレー人を公式に優遇、例えば同じ不動産を買うにしてもマレー人は安く買える、銀行の預金金利もマレー人は高い金利が適用される、逆に借りるときはマレー人は安い金利で借りられる等々)
・年金制度や社会保障制度が整っていない
■オーストラリアの優れている点
・治安がいい(マレーシアよりはいいが日本よりは悪い)
・年金制度や社会保障制度が充実している(マレーシアはもちろん日本よりもはるかに上)
・優れた教育環境(公立校なら無料で質の高い教育が受けられる)
・優れた住環境(マレーシアや日本よりも上)
・優れた医療環境(公立病院なら無料、マレーシアでも公立病院は無料だが医療の質は私立よりも格段に劣る)
・親日的(外国語は日本語が一番人気)
・英語圏である(多少のオージー訛りはあるもののやはりネイティブ)
■オーストラリアの劣っている点
・生活コストが高い
・人種差別的な考え方が残っている人もいる(公立の学校では白人がアジア人をいじめるといったケースも多いそうです)
・仕事が遅い(マレーシア人より遅いかも…、ただしクオリティーはマレーシア人より上)
・日本と比べると治安が悪い(マレーシアほどではないにしても結構空き巣被害が多いそうです)
・インターネット環境が遅い(日本はもちろんマレーシアよりも遅いかも)
ついでに日本も比べてみましょう。
■日本の優れている点
・治安がいい(世界一です)
・医療水準が高い(オーストラリア、マレーシア並み)
・年金・社会保障がマレーシアよりは充実している(オーストラリアよりは劣る)
・停電や断水がほとんどない(オーストラリアでも日本よりは頻度が高いそうです)
・世界最高水準のサービスレベル(日本に行くといつも実感します)
・オーストラリアよりは生活コストが安い
・和の心・利他主義的国民性(阪神大震災や東日本大震災のときの日本国民が見せた助け合いの精神や、災害時でも整然とルールを守る姿は世界中を驚嘆させました。日本以外の国なら間違いなく略奪が起きて収拾不能になるところです)
■日本の劣っている点
・社会保障費や税金等の国民負担率は世界最高水準
・社会保障制度や福祉制度はオーストラリアより劣る(マレーシアよりは上)
・相続税や贈与税といった旧態依然とした税金がいまだに存在する(世界では少数派)
・地震や台風等の自然災害が多い
・気候が厳しい(暑さで死者が出るなんてマレーシアでは聞いたことありません)
・劣悪な住環境(日本に来て実家や友人宅に訪問するといつも感じるのが、狭い…息が詰まる…という感覚)
・腐敗しきった官僚機構(これは世界中どこでもありますが日本は度が過ぎているというか特殊です)
・巨額の財政赤字(政治家や官僚の怠慢や利権のために何の責任もない子供たちにこのツケを回すなんてとんでもない)
・戦争や紛争の危険性(理不尽で恩知らずな隣国や戦略に欠ける無能無策な政治家のために子供たちを戦地に送り込むなんて…)
・統制経済化・全体主義化の危険性(秘密保護法や集団的自衛権…日本がいつか来た道を辿ろうしているように見えるのは私だけでしょうか)
といったところ…
あくまでも比較というのは相対的なものなので、治安がいいとか悪いとかもどこと比較するのかで変わってきます。
一般的にマレーシアは治安がいいとされていますが、それはあくまでもその他の東南アジア諸国と比べた場合です。
オーストラリアや日本に比べればマレーシアの治安は最悪だし、オーストラリアだって日本に比べれば決していいとは言えません。
移住するのならネットで氾濫している情報に惑わされずに、しっかりと自分の目で見て、体験して自ら情報を集めましょう。
私の方も将来どこに住むかはまだまだ検討中です。
ただ日本は一時帰国ならともかく永住する気にはなれないですね。
特に気候の厳しさがネックです。
私はオーストラリアの気温40℃超の夏も経験したこともありますが、それでも湿度の高い日本のうだるような暑さよりはしのぎやすいです。
私の知り合いで中東で気温50℃を体感してきた人がいるんですが、彼も日本の夏よりはマシだと言ってました。
まだマレーシアに住み続けるかオーストラリアに移住するかはわかりませんが、自分の意思で自分の住む場所を決められるっていいですね。
自分が働かなくても収入が入ってくる仕組みさえ構築できれば、住むところは自由に決めることができます。
少なくとも将来不安要素満載の日本からいつでも脱出できる準備はしておいた方がいいと思いますよ。