この言葉にふと思い出したことがあります。

もう半世紀も前の私の小学校時代。
同級生に身体の弱い子がいました。
「〇〇くんは心臓が右にあって、そのせいで弱いところがあるから、一緒にできない運動もある」
という認識でした。
何かをするときも





「〇〇くん、これはできる?やっても大丈夫?」と聞いたり


先生から「これはここを手伝ってあげてね」と指示があることもありました。

私たちは、それを当たり前に受け止めて、彼ができることは見守り応援する。
手伝いが必要な時は誰かが手を貸す。
これを当たり前にやっていました。

今から考えたら、身体障がいがあったのでしょう。
でもその当時、彼のことを障がいがあるとも思わず学校生活を送っていました。
ただ少しみんなと同じことができないことがある〇〇君という、普通のクラスメートでした。


今も彼が元気に暮らしてくれているといいなぁ。

その当時はインクルーシブ教育なんて言葉はなかったけど、当時の私たちは自然と受け入れていたんだなぁとふと思い出しました。