今週の場所は12月16日、「虎と小鳥のフランス日記」の受講生さんと関係者の忘年会が行われたパリ郊外の高級住宅地、メゾン・ラフィットにあるお城 Château de Maisons-Laffitte メゾン=ラフィット城 をチェックしました。
フランス文化財センターという、フランスにある歴史的建造物を管理している団体のサイトでこのお城のことを読んでみました。
こちらがフランス文化財センター(Centre des monuments nationaux)のホームページです。クリックでサイトに飛びます。
CHÂTEAU DE MAISONSパリとヴェルサイユの間、サンジェルマンの森の近くにあるシャトー・ド・メゾンを訪れてください。ここはフランスの騎馬スポーツの発祥地です。
Entre Paris et Versailles, près de la forêt de Saint-Germain, visitez le château de Maisons, berceau du sport hippique en France.
Découvrez le chef d'œuvre architectural de François Mansart, source d'inspiration des châteaux de Vaux-le-Vicomte et de Versailles.
フランソワ・マンサールの建築の傑作に出会ってください。この建物はヴォー・ル・ヴィコント城とヴェルサイユ宮殿にインスピレーションを与えました。
☆単語メモ
berceau 発祥地、出生地
hippique 馬術の
sport hippique (馬術、ポロなどの)騎馬スポーツ
berceau 発祥地、出生地
hippique 馬術の
sport hippique (馬術、ポロなどの)騎馬スポーツ
フランソワ・マンサール(1598-1666)はフランスの建築家です。メゾン・ラフィットのほかに、バル・ド・グラース聖堂が有名です。フランスのバロック建築の第一人者の一人です。
作品のほとんどは失われてしまったそうですが、様式美へのこだわりをつら抜き通した人でした。このお城は1630年~1651年にデザインしたとあります。
彼の素晴らしさについてはシャルル・ペローの著作に書いてあるそうです。
もともとロンゲールという貴族が15世紀から持っていた敷地に17世紀に建てられたお城で、ルイ14世も訪ねたことがありました。
18世紀にはルイ16世の弟の所有。革命のときに没収。その後、何度か持ち主が変わりましたが、1905年に国のものとなり、1914年に歴史的建造物に指定されました。
ちなみに、このお城の建築をしたマンサールがヴェルサイユ宮殿も手がけたと書いてあるのをたまに見るのですが、それはフランソワの兄弟の孫のジュール・アルドゥアン=マンサール(Jules Hardouin Mansart)だと思います。ジュールはフランソワほど才能がなく、フランソワの設計図やアイデアを借用していたらしいです。
こちらがこのお城のスライドです。内装がとてもきれいですね。
4分19秒
こちらはこのお城のホームページです。
Maisons-Laffitte - Château, histoire, culture, patrimoine de Maisons Laffitte
最後までお付き合いありがとうございました。
次回の今週の場所の記事でまたお会いしましょう。
pen