実に帝劇で観劇して以来49日ぶりに再会した梅芸『LUPIN』その間SNSで感想を読み漁り、自分なりにここを次回はチェックするぜ!ポイントを作成。

その見たいポイントを埋めていく観劇も中々楽しかったです。


その筆頭は1幕ラスト。

飛翔している古川さんをどうしても注目してしまうので、色々見逃していた場面No.1

特にキメの時に三日月が出てる!アクスタのモチーフでは?というのは絶対に確認したくて頑張りました。

頑張るって大げさかもしれませんが、どうしてもイケメンの方に目がいってしまいますもの。


いつ出る、いつ出る?とワクワク眺めていた背景に三日月が現れた時は、サイズが小さいのに拍子抜けでしたが、まさかのどんどん近づいてくる演出にはもう笑いを堪えるのが大変。

しかもドーンとキメの時には最大のサイズに!

そこまで存在感表すとは予想外やん!!


しかも次に観劇した際にリボンの色は最後に赤に輝くというのにも気づいてしまいました。


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色といいマジでアクスタ!となった時にはもう肩を震わせるしかありませんでした。

なんだろう、あの主演自らお土産を宣伝している状況というか、まさかの1幕ラストをギュッと詰め込んだグッズが発売されているという面白さ。

『LUPIN』がお好きなら買って間違いなし、だって飾ればもうそこが舞台に!ですものね。

うん、素晴らしいアクスタだ。


あと古川さんのアクスタが1幕ラストの再現ということで、何故踊っているんだろう?と気になっていたちえさん(柚希礼音さん)まかさんのアクスタは夜会で踊るジェーブル伯爵の再現ということか!となりました。

これ、素朴な疑問なんですけど何故『カリオストロ伯爵夫人の秘密』というサブタイトルにも関わらずメインビジュアルはジェーブル伯爵なんでしょう。

ま、買いましたけどね。


さてじっくりと眺めると、最初は夕方から背景の映像は始まります。

夕焼けの中を優雅に飛ぶルパン。

何となく暗いセットから輝いて飛び始めるので、もう夜なのかなぁと思っていましたがまだ明るい内だったのですね。

まぁ記者を集めて何かを発表するのに夜はおかしいかもしれません。

だので注目し始めた時、え?三日月は…と不安になったら段々と暗くなってやがて夜になるんですよ。

まぁまぁ長い間飛んでるな、ルパン!

しかも二十世紀初頭が舞台ということでエッフェル塔も映像に登場するのですか、どんどん離れて何なら上昇していきます。

どこまで行くの、そして降りられる?ルパン。

で、最後はドーンと三日月という展開だなんて想像以上に壮大でした。


あと気になったのはラストに♪Je m'appelle Lupinを歌ってキメになる際は満月だということ。

まさか時の流れを表しているのでしょうか、三日月から満月になるのにはおおよそ11日だそうです。

まぁクラリスとの仲が深まるのには丁度良い日数かもしれません。


あと三日月は願いを叶えてくれる月だそうなので、もしかしたらクラリスと結ばれたことによってラウールの願いが一つ成就したのかもしれません。


他にも気になっていたポイントは結構押さえられたはず。

リボンがセンターからルパンを迎えに動き始めるのや、下手へと降りていくところはカリオストロ伯爵夫人ファンとしては見逃しても仕方がないタイミングだなぁとなりました。

まぁ観客の目を奪うために彼女を大暴れさせ、そちらへと気を引かないようしている演出なので当然なのですけど、あんなに大きいのに意外と気づかないんだな!とビックリ。


不幸なことに3階で観劇した際は前方席にわざと座高を高くする人がいた為、上手花道へと移動されるとジョゼフィーヌが全く見えず。

(許すまじ)

仕方なく下手へと目をやるとリボンへと移動する古川さんも見えて、思っていた以上に堂々と乗り込みに行くじゃん!と驚かされました。

ラストの登場といい、マントが活かされているのがまた上手い。


舞台にも関わらずセットが上手へとカメラがまるでズームインするかのように動くのも凄い工夫です。

照明の効果と合わさって、普通なら暗い方を見ようとはしませんものねぇと感心しました。


絵と燭台が盗まれる場面や、リボンから降りる際にも照明が巧みで分かりにくいのが凄いです。


梅芸では全てのフロアで観られたのですが、やはり主演の方が上がってくるというのは近くへ来てくれたようで嬉しい。

それも通路だと単純な横移動になるので座席によっては見切れが多発してしまいますが、縦だと見逃すことはないことからよくぞ飛んでくださった!となります。

特に2階前方だと目線が合う気がして、冷静でなかったら手を振ってしまいそうでした。

さすがに3階席の時は目線まで上がってきた感はありませんでしたが、それでも上の吊り物の位置からすると相当高いですし、上手下手へと動くことから安全性が確保されているとはいえ不安定な最中美声を響かせてくれる古川さんは本当に素晴らしいです。


ファンの方のSNSによると足でリズムをとっていることもあるとか。

あぁそこは見逃しちゃったなぁとなると同時に、銀橋で歌うタカラジェンヌ並みに指揮者が見えないことに気づき!

梅芸ってコンサートだと客席にモニターを設置していることもあるんですけど、2階席前方だった際にそういうものは見られなかったんです。

己とオケの方を信用して、あの姿を披露してくださっているのだなぁと感動しました。


次回はお顔だけでなく全身しっかり見なくては!と気合いを入れています。