御園座での公演も順調なようで、楽しげな様子の伝わる感想が読める幸せ!

SNSが盛り上がっていると心が浮き立ちますよね。


非常に名古屋へ行きたくなってしまうのですが、そもそも帝劇2回観られただけでも贅沢ではないか!ということに気づきました。

ここはじっと我慢と来阪をお待ちしております。


そこで、たくさんあるミュージカル『LUPIN』のここが好き!について思い出しつつまとめることにしました。

もちろんこれはその第一弾。


まず2幕に女性参政権運動家達のイベントが開催されるのですが、それを阻もうとする輩がいる為に参加出来るのは女性だけという展開があります。

その際にえぇ!と驚いたのは、そんなに出演者に女性がいたっけ?ということ。

1幕にも運動家達は登場していましたが、結構な人数な上イベントではパフォーマンスも披露されるとの流れ。

そういえばプログラムにカンカンガールって役名が乗っていたので、ここで登場か?と気づいたもののカンカン踊るのだってガールなんだから女性だよねってなるじゃないですか。

…え、そんなにも一気に出てきて大丈夫?足りる?とか思ってたら、男性キャストが女性役で混じってるーっ!


そうか、お芝居なんだから役に徹することが出来るのであれば誰が何を演じてもいいんだよなぁと感動しちゃいました。


現代とは違い『LUPIN』で描かれている20世紀初頭ではどういう階級の人が何を着るのかが決まっていた時代。

変装を得意とするシャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンはその服が性別や年齢、職業を表していたのを実に上手く利用していたんだと思います。

まぁ『LUPIN』の世界ではクオリティが足りなかったのかもしれませんが、アーサー・コナン・ドイルの世界じゃ手練れなんです!


生澤美子さんの衣装はどれも素敵で、まだ2月まであるのに今から再演しなくちゃ勿体ないよ!となる程。

日常でオーダーメイドを目にすることがほぼないので、着用するその人の為に準備された衣服の贅沢さったらないとも感じます。

軍服一つとっても職業などのバックボーンを表すだけでなく、役者さんの体型や役柄に合ってるのを含めてうっとりです。

ルパンが変装する時の衣装も各々のキャラクターに合わせているからガラッと変わるのもいいですよね。


そんな役柄にピッタリの衣装を着て女性役を演じてる役者さん達、単純に楽しい場面だなぁと見ている分には芸達者すぎて分からないんじゃないかしら。

そこも素晴らしい、まさに総合芸術。


パフォーマンスの為にアネットへと化けたルパンが登場した時、古川雄大さんがとても高身長でいらっしゃるので目立ってしまわないかしらと何故か心配しました。

だって変装なんだからバレてしまっては元も子もない。

でも最初はソロで歌っているだけだったので、存在感凄いけど可愛いからいいか〜とか思ってたらダンスにも参加されてビックリ。

でもカンカンガールに男性がいることでサイズ感が上手く緩和されてると思うんです。

そういう意味でも良いキャスティング!

色んな女の子がいてもいいもんね、と微笑ましくなってしまいます。

アネットが披露する歌詞も相まって感動すらしちゃう勢いです。


https://twitter.com/TatsuyaH0727/status/1729049834781626624?t=70vQT4EWzRnkE02l2gwpdg&s=19 

 

それとは逆にボーマニャンが引き連れている黒鷲団では女性キャストがキレッキレのダンスを披露しています。

これ星組で活躍されていた頃からダンスで目を引いたきみちゃん(政本季美さん)がいる!とは初日から気づいていたのですが、なるほどルパンとカリオストロ伯爵夫人の足跡を追わせているくらいだし秘密裏に事を成すには女性もいたほうがいいもんなと思ったんです。

参政権運動とか興味なさそうだけど、ボーマニャンったら意外に女性も部下として働かせることが出来るんだなぁなんて。


https://twitter.com/miretan22/status/1724777552332628040?t=WpHPwmzs6rLo6cgINP7yGQ&s=19 

 

ところが同じく黒鷲団で踊る美麗さんが11年ぶりの男役とのポストがあり!

あぁ〜やっぱりボーマニャンは男しか信頼してないのかとなりました。


だから、黒鷲団で踊る女性キャストは男性役なんですね。

凄い!


少ないながらも私が拝見するミュージカルに何故か出演されていることが多い美麗さん。

薄々もしかして宝塚歌劇団出身?と気にならなくもなかったんですが、ここもプログラムを買わなかった弊害か全く知らなかったんです。

もしそうなら娘役?それとも男役?とも思っていたので、男役だった衝撃ったらありませんでした。


2度目の観劇では思わずガン見してしまったんですけど、メチャメチャ格好良くて!

スキルが活かされる役って素敵だなぁと惚れ惚れした程です。


https://twitter.com/miretan22/status/1727688877744574722?t=tshAqHsTsveLAaO2Xsittg&s=19 

 

こういうお化粧の工夫とかSNSで見せてくれる方好きなんですけど、本当にちょっとのことでキリッと変化するだなんて凄い技ですよね。

そしてカラコンなんだ、可愛さ増々でお人形さんみたい。


演者の皆様が僅かな時間で別の役へ着替えるだけでなくメイクまで変えてるのには本当に匠の技!といった感じで、感心してしまいます。

ルパンの隠れ家で働く家政婦さんなんてどうなってるの?ってなるくらい。


https://twitter.com/orchard_info/status/1729789467802694043?t=nYKAwUblhgXEAVjvqVeRJg&s=19 

 

そうそう、あと宝塚の作品だと何故かしょっちゅう現れる「号外!号外〜!」という少年が『LUPIN』にも登場して嘘でしょう?!と思わず吹き出してしまいました。

でも最初飛び出してきた時にあまりにも声がナチュラルで、え!子役の方もいたっけ?!とビックリもしたんですよね。


https://twitter.com/4450miri/status/1727148352293478707?t=d6GLT--IixQV048GPJmZnw&s=19


クラリスの幻影も素敵。

めっちゃバレエ上手い!となるのですが、まだちょっと3人の見分けがつかないので次回は頑張って見ないとです。


とにかく歌にダンスだけでなく様々な活躍っぷりを見せてくれる『LUPIN』のカンパニーの皆様が大好き。


御園座も終盤となり公演自体も折り返し、回数が残すところ後もう36公演なんですって!

まだ梅芸公演が始まってないのにロスになっちゃいそうなくらいエンターテインメント性に溢れた『LUPIN』。

長く愛される作品となって欲しいですね。


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