どんなに大好きなものも何きっかけで気持ちが離れるかは分かりませんし、それは自分次第。
あんなに好きだったのにって悲しくなる必要もないと思う。
ダメなものはダメと距離を置くのも、離れていくのも自身の心地よいようにやるべきじゃないでしょうか。
好きなものでしんどくなるのが1番辛いことですから。
これまで宝塚歌劇を好きでいた中で全くネガティブなことが無かったかといえは嘘で、どうしても運営が推せないとなる部分はあります。
今のところ私の場合はまだ観たいが勝っているからこそ、宝塚によって生じた辛い気持ちは宝塚でしか癒せないとなるんです。
終演後に、あぁやっぱり好きだなぁ…と再認識したいだけかもしれないけど、それこそが大切だと信じたい。
だから例え殿堂だけとは言え宝塚に行きたかった。
トップになったキキちゃん(芹香斗亜さん)を味わいたかったし、彼女を中心とした新生宙組がどんなだったか(Xcaliburは未見)空気だけでも吸いたかった。
行くことで悲しみが増すかもしれないとも危惧もしたけど、どうしても行きたいが増してしまうのなら向かうしかない!
だから殿堂に向かいながらキキちゃんを見つけると嬉しくて、ついつい撮影してしまいました。
街角のポスターからもトップが交代したんだと実感。
…本当なら大階段を降りる彼女を見て感じたかったけど、こんな小さなところからすっかり宙組の顔なんだよなぁと、そしてまかさんが不在であることからOGになったんだと尚更にグッときました。
今、宝塚へ行って良かった!と言えるのは、フルールや殿堂で宙組ファンであろう人々を見られたこと。
自分以外にもこうやって駆けつけてくる宙組を好きな人がこんなにもいるんだ!と可視化される安堵感。
もちろん事情があって行きたくても行けない人も大勢いるのも承知していますが、それでも現場がない状況下で不安になる報道やSNSを見ないようにしていても憂鬱になってしまうような最中でしたから、良かった…ファンがいる!
公演デザートや公演ランチを食べている人。
外の大きな看板と記念撮影する人。
公演バッグをデコってる人。
宙組、愛されているよ!と目で確かめられることが幸せでした。
そして宙組関連グッズへ課金できることも嬉しかった。
もしかしたら宝塚歌劇の殿堂は空いてるかもしれないなんて予想してました。
実のところ、待たなければこんな風に撮影できないほど盛況でした。
感染症予防対策が変化したことによりシャンシャンを持つことが可能になったのですが、こちらも並ばなければならない程。
これも嬉しい誤算でした。
殿堂ではその時々に合わせて編集された動画を見られるコーナーがあるのですが、椅子も8割は埋まるくらい。
この動画、キキちゃんがいつでもどんなテーマだろうと『群盗』が放映されてしまう問題というのがあります。
他に宙組で主演したのが『巴里祭』と『プロミセス・プロミセス』だからなんですが、いい加減もうトップだし流石に『Xcalibur』だろうと期待していたのに著作権の壁は厚かった。
OPが終わると突如「異議あり!」と『大逆転裁判』が始まり、次こそキキちゃんか?と思いきや『カジノ・ロワイヤル』が流れて終了。
うん、だったらもう『群盗』でいいからトップスターの姿見せて?
まぁまかさんも『ヴァンパイア・サクセション』ばかり流れる問題を抱えてたけど、別に巴里祭を編集してくれても良かったんじゃ…と思ってたりします。
それにしても久々に見た『カジノ・ロワイヤル』ったらジェームズ・ボンドを演じてる人が格好良すぎて!
これが近頃可愛くて仕方ないまかさんと同一人物だなんて信じられないレベルでした。
その後は宝塚ホテルへ向かい、現トップスターさん達へご挨拶。
110周年の節目の顔なんですよね、頑張れ!
イベントに合わせてのピックアップもトップがメインなので、こういうのも2番手じゃなくなったんだなぁとなるアイテムでした。
こちら娘役のものしかないとの噂でしたが、大劇場公演中止に合わせて周辺施設が閉ざされるからか全て並んでいるのは壮観!
心から伝えたい、芹香斗亜さん春乃さくらさんトップ就任おめでとうございます。
そんな晴れやかな気分で宝塚を後にすることが出来ました。
次の宝塚大劇場宙組公演は絶対に行くぞ!
そう武庫川に誓いましたよ。
…えぇ『PAGAD』東京公演はゲットならず。
でも販売があったのだから上演の夢を見てもいいんだよねって、その日を信じています。
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