空想の旅へ☆
「星の旅人たち 」という、とっても素敵な映画がありますが、みなさん観たことありますか
アメリカとスペインの合作のロード・ムービーで、日本では2012年公開されました。
主人公はアメリカ人眼科医のトム、ひとり息子のダニエルの突然の訃報から映画は始まります。
ダニエルはスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(世界遺産)の巡礼の旅の初日に、
嵐に巻き込まれて死んでしまいます。
もともと分かり合えなかった二人は疎遠でしたが、
トムは急死した息子の真意を確かめるべく、
ダニエルのバックパックを背に巡礼の旅へと出掛けるのですが・・・・。
私はたまたま去年の夏にスペインのバスク地方を旅したこともあって、
このサンティアゴ巡礼路にはとても興味がありました。
フランスからピレネー山脈を超えてサンティアゴ・デ・コンポステーラまで行くと800kmもあるのだとか(これを歩ききるには、1日30kmだとしても一ヶ月近くかかる・・・ひぇ~!笑)。。
舞台となるスペイン北部ガリシア地方の風景はとても美しく、
巡礼と聞くと何だか禁欲的なイメージがありますが、
この映画の中では途中で地元のスペイン・ワインやイベリコ豚のハムを楽しんだり、
たまにはいいホテルに泊まってみたり(笑)と、思い思いに巡礼という体験を楽しんでるようでした。
私がこの映画で最も好きなところは、個人個人が自分と向き合っている姿を描いていること。
一人でもくもくと大地を歩き続けるって、きっとものすごく孤独なことじゃないですか。
時に誰かと一緒に歩いたりもするんだけど、
それぞれ悩みを抱えながら色々なことを考えたり振り返ったり、
今の自分と真剣に向き合ったり・・・そうやって何かを乗り越えようとしているその姿がとても美しいのです。
落ち込んだ時は旅に出たいといつも思うけど、実際すぐには行けないのが現実だから、こんな素敵な映画を観て「空想の旅」へ出ることを、私はとても大切にしています
今日は最近の相談コメント返答でもあります。
何かとても辛いことがあった時はそう簡単に忘れたり切り替えたり出来ないから、
時間が解決してくれることを待つしかない時期もあると思います。
でもその待ち方がキーなのではないかしら。。
くよくよして待つのではなく、出来る限りの努力をして、
いい時間を過ごすよう心がける。「星の旅人たち 」を観てみたりね・・(笑)。
仕事に追われて心のバランスが崩れてしまうようだったら、
それは一度休んだほうがいいと思いますよ。
レベルは違うかもしれないけど、私は先日ストライキをしました。
我が家のガールズがあまりにも理不尽なことをするから・・・
「Mama is ストライキ!!!」って言ったら爆笑されて、あまり本気に捉えてもらえませんでしたが、
夕ごはんを野菜スープしか作らなかったんですもの(あまりの怒りにメインを作れなかった、笑)
私にしては、上出来です(爆)。
自分がやりたい事のためのやるべき事と、やりたくない事のためのやらされている事は、
意味合いや疲れ方が全然違いますよね。
その辺をきちんと整理することも重要だと思います。
頑張り過ぎずに頑張って欲しいです
さてさて、今日はバスルームにお花を飾りました