イギリスのケンブリッジからアメリカのニューヨークに引っ越をして来て、天と地ほどのクオリティの違いを感じたのは、日本食、特にお寿司です。

一度ケンブリッジでお寿司を買ったら、たくあん巻きらしく見えたお寿司が、黄色のパプリカ巻きだったことがあります(涙)
今は、愛すべきケンブリッジのお食事事情も変わってきていると聞きますが、私がいた当初はそんなものでした。

そんな、にせたくあん巻きの田舎から、日本人のすし職人がいる本格的寿司が食べられるあ大都会に移って来た当初は、いろいろなお寿司屋さんを食べ歩きました。

その中でも気に入ったのが「寿司田」です。
前の職場の近くにあったので、月に一度のご褒美でこちらの「ちらし寿司」を食べたり、残業帰りにこちらの「太巻き」を買って一日のご褒美にするのをとても楽しみにしていたのに、な、なんと寿司田さん、2月末で閉店してしまいました。

その理由がなんとも解せないというか、ニュースからの抜粋によると某大統領のせいらしいです・・

”更新や新規のビザの取得ができなったそうです。これまで職人のビザ更新には30年以上まったく問題なくできたのに、トランプ政権になってから寿司職人にビザが下りなくなったとのこと”

食べ物の恨みは怖いです。  
清水(別の美味しいお寿司屋さん)も閉店したし、ニューヨークがにせたくあん巻き(黄色いパプリカ寿司)を出し始める前に、せっせとお寿司を食べておこうと思っています。

「寿司田」の寿司職人さんが手袋をしているのがなんとも、ニューヨークらしいですね。