カエルの楽園/百田尚樹
百田さんの小説(文庫本)は全部読んでます。
本屋に行ったら見つけて(文庫本)
こんなんあったんだ~って。
「風の中のマリア」が蜂だったように
今回はカエルが主人公か…ぐらいの感じで。
「風の中のマリア」がスゴク良かったんで
今回も期待してウキウキ♪
どうやら賛否両論ある小説のようですね。
一つのカエルの国が
滅んでいく過程を描いている作品ですが
読了後というか読み進めているうちに
何のことを言っているのか分かります。
--- ここからはネタバレ注意! ---
カエルの楽園/国(ナパージュ)=日本
その国の住人/ツチガエル=日本人
主人公のアマガエル=難民
ナパージュを脅かすウシガエル=中国(人)
ナパージュに君臨する
鷲のスチームボード=アメリカ
ハンニバル三兄弟=陸海空の自衛隊
ヌマガエル=日本人だけど
日本が嫌いな人たち(某島等)
三戒=憲法九条
謝りソング=戦後の自虐思想
デイブレイク=朝日新聞
その他(登場するカエル)=安倍首相や
百田氏自身をはじめ現存する人たち
カエルの楽園を理解するために
重要な「ナパージュの三戒」とは?
1:「カエルを信じろ」
2:「カエルと争うな」
3:「争うための力を持つな」
↑ これでこの小説の内容が
何とな~くお分かりになるのでは。
上の設定からしてかなりきわどく辛口。
(百田さんらしいと言えばそうなんですが…)
個人的な感想は
単純に読みやすく面白かったですよ。
そして
この本に書かれていることが
良いとか悪いとかではなく
日本国民の一人として
真剣に考えさせられる作品
でもあると思いました。
実際、平和ボケしてる
と思いますもん、日本て。
そういう意味では
とても良い書ですね。
Koh
