パラドックス13/東野圭吾
13時13分13秒、街から人が消えた。
無人の東京に残されたのは境遇も年齢も
異なる13人の男女。
なぜ彼らが選ばれたのか。
大雨と地震に襲われる瓦礫の山と化した街。
そして生き抜こうとする人たちの共通項が見
えてくる。
殺人すらも善となる。
極限状態で見えてくる人間の心理とは。
本書解説より
とまぁ、面白そう!と迷わず購入(^^)v
550ページを超える中編小説でしたが、サ
クサクと読めた。
出す本のすべて?が売れる東野圭吾氏で
すが、コレも普通にまぁ面白いって感じです。
しかしながら、ひねりというか緻密さが東野
さんにしては普通っぽい感じで、なんとなく
腑に落ちないというか…
東野さんに対するボクの期待が大き過ぎな
のかもしれませんね。
誠哉(兄)の考えには賛否両論あると思うが、
一番辛かったのは誠哉ではないか…と思う。
そして最期、冬樹(弟)に言った
「みんなのことを頼むぞ。絶対に妥協するな。
天は自ら助くる者を助く、だ。生き抜こうとし
ない者には奇跡なんか起きないと思え」
という言葉にシビレました。
Koh
