柳澤:去年の上級の監査論とかって、俺、講義しか担当していなかったけど、(伊勢さんと)結構いつも近いところにいたじゃないですか。だから受験生からの声とかをフィードバックするという点に関しては、講義と制作とで上手く進めていけたという感じがあるんですけど。
(※柳澤講師は07中上級【監査論】を担当していました。)
伊勢:そうだね、俺もあれは良かったと思っているんだよ。やっぱり、講義を担当する講師と、制作を担当する講師とが連携をとっていかなきゃ良いものは提供できないから。
柳澤:科目によっては、一人の講師が講義もやり、テキストも作りってやるけど、そうじゃない科目って連携が大切ですよね。
伊勢:そうだね。だから、お互い遠慮なくっていうか、何か変な気遣いとかせずに、しっかり議論したうえで進めていけたっていうのが大きかったね。いや、本当に去年は良かったと思っているんだよ。あれでLEC監査論の基礎が固まったというか、そういう印象をもっているんだ。
柳澤:伊勢さんは監査論講師として、「監査論」はどのように学習していったらいいと思います?
伊勢:よく言われることだけど、「基礎重視」。本当にこれに尽きると思うよ。細かい規定とかを暗記しても、そりゃ答練でそのまま出たときは良い点が取れるけど、それが効率的かといったら・・・ね。
柳澤:なるほどね。
伊勢:監査論の基礎理論って、その論理自体は複雑ではないじゃない。すごく分かり易い。でも、それを文字でそれこそ一字一句暗記しようとするから大変なわけで。だから、まずは基本的なスタンスとして「基礎重視」を意識して欲しいかな。監査論は勉強時間に応じて実力がつく科目だから、苦手意識もっている人は一度しっかり時間を確保すべきだと思うよ。
柳澤:最近、試験制度が変わって、受験生が勉強しなくなったっていう話もあるけど、どうなんですかね。
伊勢:うーん、たぶんそれは短答免除制度の影響も若干あるんじゃないかなと思うけど。ほら、俺らの頃って、毎年、短答・論文が必ずあったわけじゃない。短答直前の5月にそれこそ必死に集中的に勉強する期間と、論文直前の8月。だから、そもそも、レベル的にどうこうっていう話ではなくて、受験生の学習スタイルっていうのが変化してきたということなんじゃないかな。
柳澤:それから、受験に対しての考え方についても変わってきているみたいで、俺らの頃って、今と比べると会計士試験の勉強を始めるのが結構遅めだったじゃないですか。大学3年、4年、それから卒業した後とかって。で、始めた後って言うのは、受かるまでやるって奴が多かったですよね。
伊勢:ああ、俺、まさにそのパターンだ。
柳澤:うん、なんだけど、最近話を聞いてると大学1年生や2年生から始めて、なかには高校生のうちからガイダンスに来るような人もいて、結構、就職活動も一緒に考えている人もいますね。
伊勢:へぇ、そうなんだ。
柳澤:で、在学中に合格したら監査法人に行くけど、そうじゃなかったら一般事業会社に行くっていう。
伊勢:在学中かぁ・・・。そりゃあ、在学中に合格したいよね。
柳澤:ですね。すごい事ですよね!その後のことも含めて!
伊勢:俺も在学中に合格したかったなぁ。
柳澤:何を今更(笑)。
伊勢:受講生とはどう? 入門講座の担任講師として、ちゃんと仲良くしてる?
柳澤:そうですね、講義終わった後とか、色々話したりはしますけど。
伊勢さんとかはどう? 制作だから、あんまり受講生と話す機会はないじゃないですか。
伊勢:うん、まあね。本当の事を言うとちょっと羨ましいんだけど(笑)。
ただその、受講生と直接話をする機会は少ないんだけど、仕事していく上で受講生のためになることを!って気持ちは強くて、やっぱり自分が受験生だった頃、講師やテキストのミスを「許せねぇ」って思っていたわけじゃない。だからそういうのはナシでって思いがあるんだよね、人より強く。だからそういう意味では柳澤君と同じ様に、受講生に優しい講師・・・ってことにしておこうか。一応。
柳澤:ぇぇ・・・、まぁいいですよ。
伊勢:そもそもLECに入ったのも、そういった教材が作りたかったからというのが理由の一つで。
柳澤:そうなんだ。
伊勢:だから仕事の達成感みたいなものは、柳澤君とちょっと違うのかもしれない。でも、例えば短答の模範解答とかね、あれは柳澤君も一緒にやったけど、ああいう形でLECの受講生に安心感を与えるっていうのも、講師としての大切な役割だと思うんだよ。
柳澤:うん、うん。
伊勢:まぁ、でもね、例えばガイダンスとか質問とかで受験生と話す機会があったりするからそんなに心配いらないよ。
柳澤:そういえばそうですね。失礼しました(笑)。
伊勢:ところで、柳澤君は講義とかでやりがいとかを感じる時っていうのはある?
やっぱり受講生に理解してもらえた時とか?
柳澤:そうですね。それって顔見ていれば分かるんですよ。難しい論点をやっていても、教室の雰囲気とかで「ああ、分かってもらえたんだな」って。そう感じるときが嬉しいですね。
伊勢:うん。
柳澤:あとは、一般的に複雑で面倒といわれる様な論点とか、個人的に嫌いじゃないので、そういうのをやっていって、上手く講義が出来たとき。やっぱり、講師って、難しいこととか面倒なこととかを、如何に簡単そうに伝えられるかってとこが勝負だと思うんですよ。
伊勢:出た!
柳澤:たまに受講生で「先生、騙されてました」っていう人がいますけど(笑)。
伊勢:なんとなくその受講生の気持ちが分かるんだが(笑)。