誰が言ったか知らないが、
言われてみればたしっっかに聞こえる、ブログ更新の時間です
お相手はいつものこの方、PJS1号です
今、来年の春開講のパンフレットを作っています
まさに真っ只中です
載せたいのに載せられなかった原稿もたくさんあります・・・
だからここに載せます
2007年に旧司法試験を合格したTさんの2008年会計士合格体験記です
分割して載せたいくらいですが、出し惜しみ無く掲載します
私が公認会計士試験を目指そうと思ったきっかけは、新司法試験合格者の就職難を大きく報道するニュースでした。もともと司法試験合格後はしばらく勉強と距離を置いて休息を取るつもりでしたが、弁護士数がどんどん増大していく中で、単に法学部で法律を学んだだけという経歴では周囲の弁護士の中に埋もれてしまうのではないか、何かしら個性を発揮する手段を考えた方がいいのではないか、という一抹の不安が浮かびました。私の司法修習後の目標は、弁護士として企業法務の専門家になることです。そのため、法律的観点のみならず財務という観点からも企業を見ることができるよう、会計の勉強を始めると決意するのにそれほど時間はかかりませんでした。
そこで、どうせ一から会計の勉強をはじめるなら目標は高い方がいい、と公認会計士試験を最初から目標に設定しました。公認会計士試験は、司法試験合格者は択一式試験が免除、論文式試験も5科目中2科目免除という優遇措置があり、もしかしたら短期でも合格できるかもという期待もありました。また、仮に試験が不合格でもそれまでの勉強で得た知識は必ず将来役に立つだろうから、どちらに転んでもいいという計算も働きました。そこで、特に予備校選びに迷うこともなく、司法試験でも私を短期で合格させてくださったLECに公認会計士試験講座の申込みに行きました。
実際に学習を進めていくと、会計と法律は会社法などで重なる部分はあるものの、やはり会計士として求められている能力は異なっているのだなという事を痛感します。特に計算問題は、計算練習を数多くこなしてスピードと正確性を上げていかないと太刀打ちできません。その意味では、計算問題の比重の大きい択一式試験が免除され、理論問題の比重が上がる論文式試験から勝負できる試験制度には大きく助けられました。論文式試験で重要な理論科目については、論証を積み重ねて答案を作成するという司法試験で培った技術が大いに役立ち、予想していたほど厳しいものではありませんでした。論理的に文章を書くことに慣れている司法試験経験者にはむしろ有利だったと思います。
また、LECの司法試験合格者向けコースは最初に全ての教材がまとめて送られてくるため、右も左も分からない初学者の段階でも、試験日までの限られた時間にどのようなペース配分で教材を消化していくべきか、という全体的な計画をうまく立てて進めていけました。
授業の特徴としては、講義の中に適宜問題演習とその解説の時間が含まれています。授業中ずっと講義を聞き続ける法律の授業に慣れていた私には新鮮でしたが、それがむしろ効果的で初めて会計を学んだ私でも十分に基礎的な計算技術が身に付きました。できるだけ多くの時間を実戦演習のために残そうと、入門講座を倍速で視聴してカリキュラムを4ヶ月で終わらせた後は、スムーズに実戦演習に移行することができました。
試験本番では、会計学の計算部分では経験の浅さもあり満足のいく解答ができない問題もありましたが、3科目の理論部分や租税法の計算では受験生の平均レベルを上回る結果が出せ、無事に合格できました。確かに計算力など受験勉強経験の長さが物を言う試験ではありますが、過去問を分析してポイントを絞るなど戦略的に学習を進めれば十分に短期で合格することは可能です。
今後は両者の資格を活かして会計にも強い企業法務の専門家として活躍していきたいという希望を持っています。専門家として大成するには広い視野や多角的な物の見方が必須であると考えているため、はじめに監査法人で監査実務の経験を積み重ねてから弁護士になるのも選択肢の一つです。弁護士でも簿記の知識がある方は無数にいらっしゃいますが、その中で公認会計士の資格も持っていれば大きなアドバンテージになるはずです。
載せちゃいました・・・
やっぱりブログにしてはちょっと長いですが、
読み物としてはさすがに超一流です
こんな情報がたくさん載ったパンフレット
ぜひみんな読んでね
PS.PJS1号は今日誕生日です