●信越本線:長野→豊野
●飯山線:豊野→越後川口
●上越線:越後川口→宮内
●信越本線:宮内→長岡
今回は飯山線です。飯山線は信越本線の豊野と上越線の越後川口を結ぶ路線ですが、豊野からの列車はすべて長野始発なので、当然長野から乗ります。始発にこだわって豊野から乗ったのではおそらく座れないでしょうから…
長野駅の飯山線ホームに来てみると、乗車口が手前から「1」から順に書いてありました。何両編成か分からなかったので、単行の場合も想定して「2」に並びます。すると、後から来たお客さんが「3」のところに荷物を置いて、近くのベンチに腰掛けてしまいました。やがて、自分が並んでいる「2」のところにも、自分が立っている後ろに荷物を置き、やはりベンチへと…飯山線のローカルルールでしょうか?
16:09、長野止まりの2両編成の気動車が到着しましたが、予め回送になる旨のアナウンスがあったため、小海線の時のようにはいきませんでした。
そして、16:31発の越後川口行きは、発車5分前くらいにやっと入線。回送として出ていったのと同じキハ110系2両編成(もしかして同じ?)で、乗車口は手前から「1」「2」…となるので、「2」は最後尾の前寄りのドアとなるわけですが、ここで事件が!
な、な、な、なんと! 2両編成の後、終点越後川口まで行くのは前寄り1両のみで、自分が乗った最後尾は戸狩野沢温泉止まりだったのだ!
…先言えや! 駅の時刻表には書いてないし(そもそも乗り場の辺りを捜してみましたが、時刻表すら見当たりませんでした)、最後尾が戸狩野沢温泉止まりというアナウンスが入ったのも列車に乗ってからでした。まあ、地元の利用者の方々はご存知かもしれませんが、自分のような地元じゃない利用者もいるわけですから…
…というわけで、30分ほど立ったまま待った苦労も水の泡。4つの乗車口すべてが長蛇の列でしたので、乗った後に前の車両に移ったところで座るのは到底不可能でしたから…
かくして、失望と憤りという旅行者にとっては最悪の心理状態からのスタート。飯山線の起点である豊野を出て信越本線の線路と別れると、入れ違いみたいな感じで千曲川と合流します。ちなみに、この文章を書いた時は千曲川を信濃川と書いたのですが、信濃川は新潟県域のみの呼称で、長野県内では千曲川なんだそうです。
飯山線の旅は、千曲川沿いののどかな風景が続いてきましたが、飯山の手前辺りから並走している道路沿いに大小さまざまな店舗が軒を連ねています。ダ○ソー、ケー○ーD2、しま○ら…おなじみの店舗も初めて通った場所で見ると、なんか新鮮というか…その飯山ですが、建設中の北陸新幹線の駅が見え、その下を潜り抜けることになります。また、新幹線駅の真下辺りには新たな飯山線ホームも建設中で、その脇を通り抜けた先に現在の飯山駅がありました。当然大勢のお客さん降りていきました。
飯山を過ぎて車内がかなり空いてきたので、1両目を偵察しに行くと、ちょうど右側の1人掛けの席が向かいとセットで空いていたので、すみやかに移動。ここで終点までの席を確保。ホッ…
そして、戸狩野沢温泉に到着。島式ホーム1面2線で、線路の向こう側にはリエッセ、しかも幕車。幕は前と横だけでしたが一応撮れました。改札を出ずに幕車撮りに成功! おそらく初の快挙です!
その戸狩野沢温泉で後ろ1両が切り離しで、車掌さんも降り、ワンマン運転となります。ここで大勢の…というよりほとんどのお客さんが降りてしまったため、車内は10人いるかいないか(10数人かも…)…一気に寂しくなってしまいました。しかも、うち半数くらいは学生さんで、駅に止まる度にひとり、またひとりと降りていきます。
戸狩野沢温泉を出ると、千曲川と細い道路が寄り添うだけの寂しい光景ですが、その道路の標識が、小千谷や十日町まであと何キロみたいな青いヤツで、ちょっと大袈裟じゃないかな…と思ったら、国道○○号と書かれた標識も発見。国道にもいろいろあるというのは知ってましたが、実際に目の当たりにすると、ちょっとした感動を覚えます。
列車は桑名川に到着。立派な造りの駅舎ですが、乗降客ゼロ。勿体ない…
西大滝を過ぎると、列車はエンジン音をうならせながら上り坂を進んでいき、信濃白鳥に到着。駅舎の出入口の隣にシャッターが降りていて、さらに隣のドアにはオートロック機能が…
横倉という駅では数人の学生さんが降りていきました。外が暗くなってきた上に、ただでさえ少ないお客さんがさらに減ってしまったため、山深い中を進んでいることの寂しさをより実感させられます。
列車は飯山線の主要駅のひとつ、森宮野原に到着すると、5人いた乗客のうち、自分ともう一人以外の全員が降りてしまいました。このもうひとりのお客さんというのが、長野を出発する前の時点で見かけていた人で、先頭車両に移動した直後に乗っている車両が越後川口まで行くかどうかを自分に確認してきたので、おそらく旅行者ではないかと…もしそうだとしたら、車内は旅行者2名のみ。寂しいを通り越して心配になってきました…
森宮野原を出て最初の駅が足滝。待合室の中には木の長椅子ときれいに並べられた3枚の座布団。開け閉めする戸もちゃんと付いているので、ひと晩明かすには持って来い…と思ってはみたものの、実際に可能かどうかは知りません。そういえば、線路と信濃川(森宮野原と次の足滝の間で新潟県に入ったので…)の間の国道がいつの間にか川の向こう側に移っていました。
車内の何となく車内の貼り紙に目をやると、津南という駅の駅舎の2階が温泉施設になっていて、浴槽の窓から列車を見ることができると書いてありました。ちょうどその津南に到着。2階部分に目をやったものの…窓ガラスが湯気で曇っていて人影は…その津南で久々のお客さんが乗り、次の駅でもお客さんが乗ってきました。ホッとしましたが、外はすっかり暗くなり、景色どころではなくなってしまいました。
車窓から川が見える間は、月の光が水面に照らし出されるだけマシでしたが、木々に囲まれてしまった日には完全に闇の中。そんな中、ほくほく線との乗換駅十日町に到着。津南より先から乗ったお客さんたちは降りてしまいましたが、入れ替わりに大勢の学生さんが乗ってきました。車内は一気ににぎやかになりましたが、2つ目の下条という駅で一気に半数くらい降りていき、終点越後川口に到着。16:31に長野を出て、19:32に越後川口に到着…3時間の長旅と言いたいところでしたが、北海道で1つの列車に4時間乗った自分にとっては長旅というには少し物足りないかな…
越後川口からは長岡へ向かいましたが、この区間は乗車済みなので詳細は割愛ということで…
【右】長野駅に入線してきたキハ110系2両編成。
【右】乗る直前に撮った方向幕は「越後川口」でしたが…
【右】飯山線の起点豊野。
【右】千曲川。
【右】替佐で列車交換。
【右】飯山のほんの少し手前で北陸新幹線飯山駅の下を潜ります。
【右】建設中の飯山駅の“新”飯山線ホーム。
【右】現在の飯山駅。
【右2枚】戸狩野沢温泉に到着。ここで1両切り離し…
【右】戸狩野沢温泉のホームからリエッセが撮れました。「のざわ温泉交通」…だそうです。
【右】幕がワンマンに切り替わってました。
【右】相変わらず千曲川。ちなみに、線路と川の間のこの道路が実は国道!
【右】桑名川。立派な駅舎ですが、乗降客ゼロ…
【右】青い標識…
【右】平滝。ここも乗降客ゼロ…
【右2枚】森宮野原。かなり暗くなってきました…
【右】…だそうです。
【右】津南。もう真っ暗…
【右2枚】十日町に到着。左の画像にほくほく線の高架がチラッと写っています。
【右2枚】終点越後川口に到着。