●石巻線:石巻→浦宿
●石巻線代行バス:浦宿→女川/女川→浦宿
●石巻線:浦宿→小牛田
●東北本線:小牛田→北上
 石巻でミヤコーバスの方向幕車をいろいろ撮ったあとですが、石ノ森萬画館を見物しようか、女川まで足を延ばそうか…迷いに迷った末に、結局駅の改札を抜け、ホームへと入ることに。石ノ森萬画館へ行けない代わり(?)に石巻線のホームには、石ノ森ワールド全開のマンガッタンライナーが止まっていました。これに乗れば強制的に小牛田へ向かうことになりますが、女川へ向かうことに決めていたので、乗ることはかなわず、橋を渡って反対側のホームに来た白地に濃緑&緑ラインの入ったキハ40の2両編成に乗ることに。車内は大勢の学生さんでにぎわっていましたが、座席は無事確保。マンガッタンライナーが出発した1分後に、浦宿へ向けて出発しました。
 石巻を出ると海のそばを走ることになりますが、今にも降り出しそうな曇り空をにらみながらの旅は気持ちを不安にさせる…と思ったいるそばから、降り出してしまいました。果たしてこの選択は間違っていたのだろうか?
 海沿いのいくつもの小さな駅を経て終点浦宿に到着。この駅も比較的海が近く、すぐそばの上空をカモメが飛び交っていました。浦宿は本来の終点である女川のひとつ手前にある駅で、浦宿からは代行バスで女川へと向かうことになります。
 浦宿で気動車や駅名票を撮り、駅を出ると、前の通りを挟んだ反対側の空き地ですでに代行バスがスタンバっていました。高速バスタイプなので、乗り心地は抜群ですが、ゆったりくつろいでいる場合ではありません。
 6~7人程度の乗客を乗せて浦宿を出発したバスは、しばらくは石巻線の線路に沿って進んでいきますが、やがて右にカーブしながら線路の下を潜ります。ちなみに、線路はそこで見失ってしまい、浦宿~女川の線路跡をたどることはできませんでした。
 バスはひと山越えると、女川の町…があったと思われる辺りに出るわけですが、がれきは大方撤去されているようで、ほとんど更地状態。更地の中に工事用車両がたたずんでいる中、所々に震災の被害にあった状態のままの建物が残骸と化したまま取り残された状態…もはや言葉もありません。そして、印象的だったのは所々に見受けられる大雨でできたと思われる水たまり…らしきもののようですが、すぐそばまで迫ってきている海の高さと地面の高さが大差ない感じなので、海水がここまで入ってきてしまったかのような錯覚に陥り、いかに女川の町が低いところにあったかということを実感しました。そんな女川の町を目の当たりにしたところで、雨が急に強くなってきました。より切なさが煽られます…
 そして、そんな女川の町があった場所を通り抜けたバスは山あいへと入っていき、急な坂道を駆け上っていくと、前方に女川町役場の仮庁舎が見えます。坂道はそこで大きくカーブし、さらに駆け上っていくと終点女川…駅ということになります。停留所にはポールが2本立っていて、JRの代行バスが「女川駅」で、ミヤコーバスの方が「女川運動公園」と名称がそれぞれ異なっています。
 もちろんここで下車。ちなみに、停留所内には広々としたスペースが設けられているので、バスはここで待機かと思いきや、乗客を降ろしたバスはそのまま進行方向へと進んでいき、いずこともなく去っていきました。
 さて問題はここから。と言いますのも、女川に到着したのが14:51。折り返しの浦宿行きが来るのは16:20…かなりの待ち時間ですが、まずは停留所の周辺を少し歩くことに。停留所の隣には新しい集合住宅が建ち並んでいます。おそらく、麓(?)の町に住んでいた人たちがこちらに移転してきたのでしょう。ただ、気になったのはスーパーやお店らしきものが見当たらなかったこと。日々の買い物はどうしてらっしゃるのでしょうか?(単にこっちが見つけられなかっただけならいいのですが…)
 停留所まで戻った後は、せっかくなので坂道を降りて、先ほど女川の町…があった場所をこの目にしっかり焼き付けておこうと思い、坂道を下りていきましたが、坂道を下りてすぐのところでミヤコーバスとすれ違いました。そういえば、JRバスの隣にミヤコーバスのポールが立っていたよなあ…ということで、衝動的に坂道を駆け上がり、元の停留所に戻って時刻表を確認すると、女川運動公園発石巻駅前行き15:30というのがありました。これに乗ると石巻駅前には16:15分に到着となるので、石巻で16:21発の小牛田行きに間に合うことになり、浦宿から乗る列車よりも1本早い列車に乗ることができるわけですが、乗り換え時間が6分しかないので間に合わない可能性を考えるとなあ…というわけで、結局予定通り代行バスに乗ることになり、再び坂道を降りようとしたところで土砂降り…仕方なく停留所の待合室で待機することに。すると、中には先客がひとりいらっしゃっていて、予想通りやってきたミヤコーバスの石巻行きに乗っていかれました。
 さらに待つこと1時間近く…やっと雨足が弱まった頃にJRバスがやって来ました。乗ったのは自分ともうひとりの計2人。女川の町に別れを告げ、浦宿へと向かい、そこで気動車に乗り換え小牛田へ向かいます。
 浦宿~石巻はすでに乗っているので省略で、石巻を過ぎると海からは離れ、田園地帯の中を走り抜けていきます。前谷地の少し手前で気仙沼線の線路が右手からやってきて、しばし並走した後駅に到着ですが、気仙沼線のホームに列車の姿はありませんでした。後で時刻表を調べたら、前谷地に向かっている途中でした。
 そして、左に大きく舵を切って(?)東北線の線路と合流すると終点小牛田。これで長かった石巻線の旅も終わりです。
 ちなみに、小牛田からは東北本線で北上まで進みましたが、何度も乗っているので詳細は割愛ということで…

【おまけ】
 小牛田駅での待ち時間を利用して駅の外に出てみましたが、路線バスはコミバス程度しかなく、ほとんどが平日のみの運行。あきらめて早々に駅に戻り、一ノ関乗換で北上へ向かいました。一ノ関といえば、珍しい駅ナカ方式の立ち食いそばがあるのですが、19時閉店のためギリギリ間に合わず、一度食べてみたいのですが…




【右2枚】これが「マンガッタンライナー」…だそうです。


【右】浦宿行きの方向幕。


【右】浦宿駅に到着。


【右】浦宿駅…の駅名票。


【右】浦宿駅から先ですが…


【右】女川駅…の停留所。


【右】女川に到着した代行バス。



【右】高台に造られた新たな団地。


【右】坂道を下りたあたりの土地。かさ上げしているせいでしょうか、その下に大きな水たまりが…



【右】女川運動公園行きのミヤコーバスにすれ違いました。


【右】女川運動公園停留所で発車を待つ石巻行きのミヤコーバス。


浦宿から石巻に戻ると、反対側に別の「マンガッタンライナー」が来ました…


【右】小牛田に到着。


【右】小牛田駅の駅名票。