ミラキュラス レディバグ&シャノワール:ザ・ムービー感想 | mlbcnかんそう

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『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』のとりとめのない感想

Netflixにて2023.7.28配信開始

 

 

※ネタバレ注意 後半にストーリーの核心に触れる記述あり

 

TVシリーズ版と設定が異なっていたので期待してるものとは違ったかな…という印象。

観る前はキャラデザがリアル寄りなのが嫌だったけど、世界線が違うからキャラデザを変えたのかもしれない。クロエはTVシリーズ版より美人度が上がっていて良かったと思う。

 

(以降、TVシリーズのことは原作と表記)

マリネットの性格や見た目が原作と違っていて別のマリネットみたいだった…

 

台詞が多様性を意識しすぎてる気がした。原作だとそれが普通って感じで誰も言及してないのでわざとらしかった。

映画として1本にまとめるためにわかりやすくなっているところもあれば、演出があっさりしていて「え?そんなことで?」というような所が多々あった。原作の知識がネックになって楽しめなかった部分もあると思う。

 

オリジナルの言語が英語なせいなのか、日本語の劇中歌が全部イマイチだった。もともと歌唱ありきでキャスティングされたわけじゃないから仕方ないけど、レディバグの歌唱パートは声優が違ったのも残念。もうちょっと似た声質の人はいなかったんだろうか……というか、奈波果林さんが歌うのではだめだったんだろうか?原作で歌うシーンあった時はキレイな歌声でとても良かったのに

 

 

私が『ミラキュラス』で好きなところは、お互いがお互いを好きだけど別人だと思っていて気づいていないというややこしい恋愛関係なので、少女の成長譚に恋愛要素がある…という内容だったのが物足りなかったんだと思う。原作知らないで見ていたら普通に楽しめたかもしれない。

レディバグとシャノワールが戦闘訓練のために組手みたいなことを始めるシーンは原作にない雰囲気でちょっと興奮した。

 

一番楽しみにしているのは正体がバレたときどういう反応するか?というところで、この劇場版でもそれが観られたのは良かった。続編を匂わせてはいたが物語は映画の中で完結しているので、原作ではこれとは別のパターンの正体バレが見られるのかと思うと楽しみになってきた。

 

思ってたのとは違うけどこの映画の続編があるなら再びNetflixに加入すると思う。原作の方が何倍も面白いけどこれはこれでアリ。