今日で二週間。

被害規模は計り知れず、いまだ正確な数字ははっきりしていない。

避難所生活をおくっている方々には、少なくとも早急に三食きっちり食べられる食料と、眠れる環境、入浴、治療や薬が必要な方への医療、そして行方不明のご家族の情報といった必要な物や環境が揃って行くことを願うばかりだ。もちろん様々な場面で救助・支援活動を実際の現場で行っている方々も本当にお疲れ様ですと言いたい。想像を超える厳しい状況の中での活動は心身共にかなりの負担だと思う。

この二週間、今まで見た事も無い風景をめまぐるしく見せられた気がする。様々な状況が進行中で、様々な言葉が飛び交い、なにがホントの情報かもよく分からず、この国は大きく、厳しい試練を向えている。多国からは多くの支援とともに様々な評価を受けながらその動向が注視されている。自分の携わっている建設業界にも当然影響は出てくる。建材は高騰していくだろう。様々な法改正もなされるだろう。西日本の顧客が主なのだが、今後の案件がどのように推移していくかも現段階では不透明。復興に向けて被災地周辺では建設の役割は増加していくだろうけど、業界全体としてはどうなるだろう。まだ二週間。最近ようやく精神的に落ち着いてはきた。あくまで初期の衝撃からという意味だが。今後長い年月をかけて様々な困難を乗り越えていかなくてはならないのだから、けして安心している訳ではない。只、少しずつ受け止めているだけだ。少しずつ色々な事を受け止めて行くことが人にはできる。それでもなかなか受け止められない現実もあるのだが。何にせよ、今特に思うのは、被災地との距離感を自分なりに失わない事。時間が経過すると人は慣れてしまう。そして忘れていく。完全に忘れるということではなく、考える時間が減っていくという意味で忘れていく。現場に居るならともかく、実質的距離があればあるほどその現実感が徐々に薄れていく。そこがすごく怖い。人も環境も「復興」していくのには何年もかかるのだから、そこに現場との距離感を常に意識する事がとても重要だと思う。