初めての娘の帰郷のゴールデンウィーク/涙・驚き・成長の足跡 | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

イメージ 1


長いゴールデンウィークも終わりましたね
みなさんは、どんなゴールデンウィークを過ごされましたか?
我が家では、この4月に進学の為に一人暮らしをしている娘が帰ってきました!
私の不注意で、一人暮らしの準備を何もしてやれないまま骨折入院…
入院中に、外出を許していただき娘を送り出して初めて家で迎える娘の帰郷…

5月1日に帰ると報告を受け、時間も夕方ということで
それなりに時間をつぶして待っていたのですが、切符が取れないとメールが…
娘も初めての帰郷…それにゴールデンウィークのピーク時に帰ろうというのですから
切符がとれないのも無理はないかも…
結局、予定していた17時の便が20時過ぎという時間に変更(゚Д゚;)
待つほうも、大変で時間を潰すのに大変でした( >Д<)


友達から聞けば、都会に出た子どもが初めて新幹線で帰ってきたときは
必ずと言っていいほど、自分の子どもということがわからないほど容姿が変わってるよ…と
聞かされているので、ある程度覚悟して待っていると…

来ました!
やはり、凄い格好で…( >Д<;)
髪は金髪、化粧濃い目、派手なピンクの服…………………
まあ、なんとなく予想はしていましたが、やはり娘は期待に答えてくれます!

私の顔を見るなり、
 「随分、歩けるようになったね・・でも、大阪行きは無理だよ」と

 え!?娘が5日に大阪に帰るときに一緒に着いて行くつもりでドクターにもOK貰ったのに…

 「どうして、ダメなん?もう、杖とサポーターで歩けるよ」

 「私が居る所は、電車の地下鉄を乗り換えるのに何度も乗り換えないといけないし人の多さが半端じゃあないからまだその足では無理だって…それに、親がいなくて苦労したけど自分で出来ると言う自信がついたの。もう少し自分でやらせてよ。今、お母さんが来たらまた甘えてしまうし、もう少しお母さんが歩けるようになったら、私が大阪を案内して一緒に買い物したいから…」


と、「いまさら来られてもね」と言われ再会早々涙が出ました
娘と連休明けに大阪行きを楽しみにリハビリも頑張ってきたのに…
一番大変なときに頼りにならなかった母親としてみじめさがフツフツとこみ上げてきました


でも、よくよく考えたら、娘は娘なりに頑張ってきたんだと思いました
初めての一人暮らしの不安から1週間ほど夜は泣いて過ごしていたようです
それでも、一人で家のこと、学校の準備等をこなし今に至っている
たった3週間会わなかっただけなのに、関西弁でしゃべり学校では先生、クラスメイト、先輩との交流もすでに出来ているようでメールのやり取りや電話も頻繁にしていました


家に帰っても、私の食事に「あ~お母さんの手料理食べれる!嬉しいなぁ~」
外食をした時も     「ごちそうさまでした!ありがとう!」
洗濯物をたたんでやると 「助かります。お母さんの有り難味がわかるよ。有難いなぁ~家は最高!」
などと、これまで口にしなかったことを言ってくれます( ・д⊂ヽ゛
私のそばにきてひざ枕で寝る姿は、本当に小さい頃のままで、手も足も身体もそんなに大きくないのに心が大きく成長したようなそんな気持ちでいっぱいでした

無理して頑張ったんだろうなぁ~
いつも大事なときに母さん入院しててごめんね。・゚・(ノД`)・゚・。

大阪に妹の優ちゃんの分身を…(分身と言うのは犬のぬいぐるみですが)連れて行って励ましあって頑張っていると聞きました。優ちゃんと二人で頑張っているのでしょうね(=゚Д゚=)

大阪は無理という言葉も娘の言う通りかもしれません
抗がん剤を服用しているということで傷の治りが人より遅いとドクターに言われショックを受けていました。自分では順調に治っていると思っていたのに、やはり細胞の増殖を抑えているので正常な細胞もできるのが遅いようです
長い距離を歩くのはまだ無理なようですぐ疲れるし、人ごみの中でゆっくり歩くのには大変でしょう


ということで、大阪行きはしばしお預けとなりました(´Д⊂グスン
もう少し、娘の成長が出来た頃と普通に歩けるようになって大阪入りをします!


で…
2日は柳井市のフラワーランドに家族で出かけました
どこへ出かけても本当に人・人・人でしたね
いろんな種類の花々に囲まれていい匂いと癒しの空気で
私も、主人も娘もまた明日と言う日を頑張ろうと決意をしたゴールデンウィークでした

イメージ 2イメージ 3イメージ 4イメージ 5イメージ 6イメージ 7イメージ 8イメージ 9 














娘は5月5日の正午にいっぱいの人ごみの中に混じってたくましく新幹線で帰って行きました
今回の帰郷は、1ヶ月足らずの期間で成長した娘と私の微力さをまざまざと感じさせてくれるものでした今度会うときにはどんな娘になっているのでしょうか?