親族・親戚とは身内?他人? 助け合いの心とは・・・ | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

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今日は、朝から泣いてしまい、今は目がぶさいくに腫れている状態です…
そもそもの原因は…

今朝、いつものように買出しに主人と出かけた車の中での出来事…
私が、娘が一人暮らしをするにあたって、家族揃っての旅行をしたいな…といったのは発端…
私も、小さい頃から貧乏暮らしは慣れているが、この病気になって明日がわからない状況になって、
家族との旅行が唯一の楽しみになり、確かに去年から娘の大阪行きを含め、
旅費がかさんでいるのは確かですが、私の言葉に主人は
「うちにどれだけのお金があると思っているんだ! 最近、金の使い方が酷くないか!
      1、2年先でも旅行には行ける!」
と、怒鳴られ私は言葉にならず、運転しながら涙があふれてしょうがなかった

私には、1・2年先なんてどうなっているかわからない…
毎月毎月、ビクビクしながら病院に行って結果聞いて、良かったらまた1ヶ月生き延びたって感じで…
「やっぱり、がん患者の気持ちなんてわかってないんじゃない!」って言いました

そもそも、私たち夫婦にはお金には縁がないらしく

私の父は、私が11歳のときに病気でなくなり、長男だった父の子供は私だけで私が家のあととりでした
けど、私が高校1年になった時、父の実妹(お嫁に行かれて子供はいません)に呼び出され、
家の修理をするからあととりの私の実印がいると言われ、何にもわからない私も私でしたが、
言われるがまま実印を押し、後から聞いたところによると財産放棄させられたようだったのです
ショックでしたが、私もお嫁に行くことを望んでいたのであまり気にしませんでしたが、
今となっては悔やまれてしかたありません

結婚すると同時に糖尿病でインシュリン注射をする実母の面倒を見なければならず
娘を育てると共に結構なお金が飛んでいきました
今思えば、あの時に自分へのガン保険をかけなかった事を悔やんでなりません

兄の方の家族も義姉は兄の面倒を見るのを嫌い、籍には入っているものの兄の世話はしていませんでした
兄がなくなる時も病院へは行かなかったようです
でも、遺族年金だけはしっかりもらっているようですが…
兄の娘も3人いますが、兄がなくなった途端、私との交流を避けて付き合いをしようとしません

主人の身内も、主人は4人兄弟の3番目、上2人が女、下2人が男ですが
主人だけ、高校を中退して船に乗ったそうです(16歳で…)
理由は、家庭が貧しく主人が働きに行かなければ弟の学費が出せないとかで
一人、遠方の船に乗り2年間ほとんど海で過ごしたそうです
家に仕送りをし、弟の学費を出し、家は新築され弟さんは公務員を合格し
今では、部長になられているようです

お姉さん二人も上のお姉さんも裕福な生活をされ、2番目のお姉さんも独身でブランド三昧…
弟さんも子供さんがいらっしゃらない事も含め、大変裕福なご家庭です
(義母も一番上のお姉さんも旦那さんはいません)
義母もお姉さんや、弟さんの援助を受け外国旅行など裕福なようですが
この度、私たち夫婦には援助できないが、娘は(内孫1人で一応あととり)何でもしてあげると言われ
期待したほうも悪かったのですが、結局何も援助はありませんでした
主人が、主人の実母、姉に頭を下げお金を貸してもらうように頼んだのですが、
2番目の姉に「母親にお金を借りるとは何事よ! 年金暮らしで苦しんだから!」
と、怒鳴られ主人は固まってしまい、
「悪かった・・・」と言い残し、相当懲りたようで実家に近寄りません
私も、現場にいたのですが、義母は年金暮らしだけど、ペットにかけるお金や生活ぶりを見て
私たちより良い暮らしをしているように思えるのですが、
何を基準に「苦しい生活」となるのでしょう…

聞くところによれば、主人を怒鳴った姉は若い頃、主人が独身時○百万の借金を肩代わりしたとか…
だったら、その借金を今返してくれたらお金は貸してくれとは言わなくて済むのに!…と
主人に訴えると、「返すつもりがあるのならもうとっくに返しているよ。貸したときもありがとうも言われなかったんだから…」とつぶやきました

「俺は、2度と実家に頭を下げたくない!」と、車の中で連呼していました
あの時のことがよみがえったのでしょう…
私も、事情はわかっているつもりですが、家族と少しでも楽しい時間を過ごしたい…と
思ったことが喧嘩の発端で、
自分たちの身内の仕打ち、冷たさをまざまざと感じる瞬間でした

娘も、今回ばかりは身内に何かを感じたようで、
「誰にも頼らないから心配しないで!」
と、強がりを言っていました

何もしてやれない駄目な親ですが、間違った方向だけは言って欲しくない

私達も、これから先のことを考えると不安が募りますが
最後には、自分がいなくなって保険金などと言い始めるので
なんとか、乗り切る方法を考えなくてはなりませんね




ただ、身内、親族とはなんだろう?と考えさせられます
皆さんのブログを拝見すると、微笑ましい親子関係、暖かいご親族の記事を
本当に羨ましく思うと同時に涙が止まらなくなります
私も、今まで自分が一番不幸だと思ってきました
でも、ニュースや現実を見ると私はまだまだどん底じゃあない、幸せな方だと
自分を奮い立たせて生きてきました
これからも、そう思いたいです

旅行は…
また、節約して元気でいればみんなで行けるでしょう
ここで、出逢った皆さんのお気持ちを大切に受け止め
また明日から頑張って楽しく生きていきたいです

長々と愚痴を言ってごめんなさい
そして、みなさんありがとうございます…


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