娘の居場所・・・安心と不安と期待と・・・ | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

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15日より3泊4日で大阪へ娘の家探しに行ってまいりました!
いつもの通り、3人で移動するのに新幹線では高いので
主人に有給を取ってもらって軽四のマイカーで大阪へ出発!
15日夜・・仕事、学校を終えていざ大阪へ!
去年、8月と10月に車で行っているのであまり不安等はないが
ただ、昨日まで降っていた雪が心配…
高速道路で通行止めにあったら…などと心配しながら雪道を走った

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冬の夜の雪道はやはり怖いものです…(;゚Д゚))
幻想的な景色とは裏腹に車での走行は神経を使いますよね
現に山を登られない車があちらこちらに置き去りにしてありましたよ(#゚Д゚)

ともあれ、雪山を無事通過し高速道路へ…
心配していた通行止めもなく依然と同様に兵庫県の三木SAで仮眠(午前2時)…
寒いので、エンジンをかけっ放しの為、喉の調子が最悪…
実は、私
2日前に風邪を引いたらしく15日の午前中まで寝込んでいたのです
幸い、熱がなかったので鼻水、喉の不調、頭痛のみでとにかく睡眠…睡眠!で
どうにか体調を維持し大阪行きに望んだんです
ホテルも予約しているし、車の運転も二人でしないときついし
娘の家も探してやりたいという一心でした

車の中の乾燥に耐え切れず外に出れば雪がチラチラと舞う寒さに身を縮め
とりあえずSAの中でお茶を一服飲んで時間を稼ぎました

朝になり移動を開始し、連絡をとっていた不動産に直行!
希望を聞かれたが、娘の奨学金のみで生活するため、家賃も安めで
学校からの距離を考えると自然と選ぶ選択肢がなくなる
他のご家庭では親御さんが援助するのは当たり前でしょうが
我が家は、私の薬代と今までの経済的なことを考えると
どうしても娘の援助は難しく、娘もそれを納得済みで大学進学を申し出たので
娘には可愛そうですがこれから辛い日々を送ることでしょう

家も、結局1K止まり…
物件を見て回ったのですが、狭いのにびっくりでしたねぇ~
田舎の6畳と都会の6畳は違うとは聞いていましたが
本当に狭くて、ベッドを置けばゆっくりとくつろぐ場所などありませんね
こんな部屋で娘は生活をしていくのか…
地理もわからず、経済的なやりくりも大丈夫なのかなぁ~
心配は募るばかりで、私のほうが不安で仕方がない一方
娘は熱心に自分の生活となる場所を1件1件真剣に見ていました

親というのは、子供を心配することしかできないのですよね
いつまでも手元におきたい…
そう思うことも度々ですが、私が経験してきたように
親離れも子離れもできない親子は破滅へと向かっていくような気がします
親も子も寂しさを乗り越え、一人前の人間として生きていけるのかもしれませんね

よく、私の病気を知った友人は言います
「どうして、一人娘を都会に出すの? 病気がいつ悪化するかわからないのに側に置けばいいのに…」
私もそうしたかった…
でも、私がこんな身体だからこそ私が若い時にできなかった事をして欲しい
自分の夢を親の為にあきらめて欲しくなかった…
大阪ならまた娘に会いに来れる!
それを楽しみに生きていくのもいいですよね…


結局、2・3件の候補がありましたが最終的に娘が決めてその日に即決!
夜は、ホテルに直行!
このホテルが…!凄かった…!
十三という所にあるホテルで梅田から一駅という便利さと安さで選んだのですが
駅に降りると…
人・人・人・・・・・・・・・・・・ここは、もしかして!?歓楽街?
主人はわかっていたそうで、娘と私は唖然!
娘に至っては、ええっ! っと足がすくんでいるようで…
主人が私たちの前に一人で歩いていると、男性から声を掛けられているようで…!
娘が突然…「お父さん! 早く行くよ!!!」 っと凄い声で声を掛けた男性のほうがビビッてた(+д+)
ホテルに着くとまたびっくり!
キングサイズのベッド、広~~~~~~~いバスルーム、壁掛けワイドテレビ…(=゚Д゚=))
3人で朝食つき、1泊1万円は安いかも!?
おかげさまで、ゆったりのんびりお風呂に入り、キングサイズのベッドで熟睡しました!

翌日、丸1日空いてしまったので、どうしようかと考えて急遽、京都に行くことに…
私も中学の修学旅行以来で、久しぶりの京都
町並みも変わっていてちょっとびっくり!
思えば、清水寺の思い出があまりなく中学校の修学旅行で京都に来た娘に案内してもらうことに…
京都の冬は寒いとは聞いていたが、本当に寒くて、坂が多くて…本当にしんどかった(+д+)
でも、久しぶりに綺麗な景色が見れてとても楽しい1日でした

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翌日、梅田の地下街で「堂島ロール」を並んで買って帰宅の路へ…
今度、大阪へ来る時は、娘の引越し準備…
日々、娘と離れる日が近づいて来る不安と寂しさと期待…
娘にも頑張ってもらいたい
私も、そんな娘を1日も多く見守ってやりたい
どこの親御さんも思う心境でしょうね…




帰宅後、安心と緊張がほぐれたのか、京都が寒すぎたのか
また、風邪を引き直してしまいました…(涙)

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