おくりびとを見て… | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

先ほど、おくりびと を見ました。
アカデミー賞受賞した作品だけに、ジーンと感動する映画でしたね。
納棺士…
本当に、この映画を見るまでそんな職業があることなど知りませんでした。

旅立ちを華やかに送るお仕事…

葬儀屋さんもそうだけど
なかなかできる仕事じゃあないですよね
死に対して“慣れ”なければいけないのですから…

私なら、臆病者ですから慣れる事なんてできないから無理ですね

今の状況では、自分と重なり合わせる部分を考えると怖くて見れませんでした。
2年前に、肺がんで他界した兄の姿を思い出したので…
でも、死は次の扉の門だといわれましたよね
そう思えば、少しは楽なのかもしれません・・

でも、やっぱり、死ぬことは怖いですよね…

人は死ねないのなら、生物を食べて生きているんだ。
生きてるなら食べないと…

その言葉にも考えさせられることがありました

そういえば、お葬式のときも、家族をはじめ、親族等、周りの人は
食べて、その故人を偲ぶ…
何か意味がある行為だったのでしょうね…

私も、生きている限り美味しく食べて
犠牲になった生物に感謝、祈りを捧げて
毎日、食事をしたいものです

生きている限り、食べ続ける…
それが、生きている証拠…

そうできる、自分に全ての人に感謝を込めて…
ありがとうございます…