小林麻央さんがブログを開設されて
とても胸が熱くなりました・・・
「強い母親になりたい」というお気持ち
ほんとうにこれまでの事を思うと辛くなります。
わたしの場合、どうだったんだろうって
振り返ってみたら
告知をされて頭が真っ白になって
あれよあれよと検査、手術で日が経っていきました。
泣いて泣いて・・・
自分のことしか考えられなかった日々でした。
その時、娘は高校入学を控えていた時期でした。
母親の突然の告知
糖尿病の母の世話
慣れない学校生活
いろんな面で辛かったと思います。
それでも、入院している私が
泣いている姿を見て
「泣いてばかりいても病気は治らないよ!」
「母さんらしく、笑ってよ」
と言われて、看護婦さんの間では
娘が来ると、お母さんが来たよ~
なんて言われていました。
後で聞いた話ですが
その時、娘はいろんなことで悩んでいて
泣いてばかりで、リストカットまでしている状況だったそうです。
そんな自分を隠して、私の前では明るくて
いつも元気な娘でした。
その時、私は癌は自分だけの病気ではないと思いました。
家族も同じくらい辛い病気を抱えているんだと・・・
それから、なるべく笑って過ごそうと考えを変えました。
来年はどうなっているんだろう・・って
家族と過ごせる時間はいつまでなんだろうって
1年、1年
毎年そう思って今日まで来ました。
抗がん剤、イレッサのおかげで
今日まで生きれていますが
副作用でいろいろと困ることはあります。
でも、自分が今生きているのは
家族と神仏のおかげだと思っています。
今までは、ブログでしか自分の気持ちを言えなかったけど
ガンさろんやイベントに参加して
自分の今までの経験を
今、同じ思いをしている人と分かち合って
助け合い、励ましあって生きていけたらと思います。
自分ができることなんて
ほんのささやかなことかもしれません。
でも、ガン患者として生きていく限り
社会貢献や、同じ病気で苦しんでいる人に
寄り添って生きていきたいなって思います。
施設にいる糖尿病の母の事もお世話しながら
できるだけ外に出てみようと思います。
長文を読んでくださってありがとうございました。