介護 | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

母が施設に入って半年たちました
母は、もう目が見えません
けれど介護型施設ではないので、食事も
排泄も一人でやっています
食事は、外注の物でできたものをレンジで
温めたものを食べていますが、
目が見えず勘で食器をとり口に運ぶのに
時間がかかり、料理は冷え切ってしまっています
そのせいか、ご飯はカチカチに固くなっています

糖尿病という事もあり、おやつも出るのですが
それも施設側は出してはくれず
牛乳やヨーグルト、果物(生)も出ないため
私が行った時だけ、外で買って預けている状態です

乳製品や果物が無いってどうなんだろうね?
入院しているときだって出ていたのに
施設に着た途端、乳製品を買わなきゃいけないなんて・・・
カロリー計算してあるのかも不明です・・

だから、私たちが行くとあれが食べたい、これが食べたい
また、一人で暮らせば暖かいもの、冷たいものが食べれる
そう言っていつも困らせます

でも・・
可愛そうだなぁ~って思うんです
目も見えず、最近は歩く事、立つことさえも難しくなり
何も楽しみが無い中、食事くらい
好きなものを食べたいだろうに・・
糖尿病で制限されて、一人ではどこへも行かれず
外へ出ても景色も見れない

最近は、何を食べているのかもわからなくなっているんです
目が見えなくなって舌の感覚だけなんですよね
視覚で物を食べるといいますが
見て食べるって大事なんですね

昔はいろいろあったけど
今の母を見ていると悲しくなります
私がこんな病気でなかったら傍に置いて
好きなものをいっぱい食べさせてやれるのに・・

時より、罪悪感に襲われます
でも、母を引き取ることはできない
がん細胞が動き始めている今
自分がどうなるかわからないから・・・

でも、母を残すわけにはいかない
兄が先に逝ってしまったから
母を支えるのは私だけ

ごめんなさいね・・
美味しいもの食べさせてあげられなくて

行くときは手作り弁当や総菜を少しだけ
持って行っています
去年は、私が作ったカレーライスを
美味しい美味しい・・って食べてました

本当にごめんなさい。゚(T^T)゚。