喧嘩 | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

本当に久しぶりに主人と喧嘩になった

以前記事にした歯のことが発端
大学病院に行かなければいけない歯をお盆から
放置しているため、どんどん状態が悪くなり
最近ではその歯の反対側の歯や周辺
悪い歯をかばうせいか口内炎も頻繁で
噛むことが悲しくなって食事をしたくない状態でした

大学病院が九州か広島にいくのであれば
会社を休まなくてはならない
せっかく就いた仕事を休むことをためらっていた

それに加え、突然の下痢と湿疹が頻繁になってきている
イレッサの副作用が強くなってきているのかな・・

夕食時、歯の痛みで顔がゆがみ、つい箸を放り投げ
「もう、食べたくない! もう、嫌だ!」と泣いてしまった
その前にちょっとしたことで主人に怒鳴られたことも
心に傷ができてしまったのかもしれない

「歯医者に行けと言っただろう! 行かないお前が悪いんだ!」
「行けるわけないじゃない! 仕事休めないし・・・」
「早くどうにかなっちゃえばいいのよ!」
「なら、どうにかなれよ! もうお前と別れる! 我慢の限界だ!」
・・・そういって家を飛び出しました

主人が出て行った後、自分の言動に腹立たしくて
「すいませんでした。帰って来てください。 仕事も休みます。」
と、メールを打った・・

ちょうど主人の仕事も夜勤なので帰っては来ないだろうと
思っていたら10分後に帰ってきました

「俺が悪かった。 言い過ぎたよ・・」
「でも、歯医者だけは行ってくれ! お前が苦しむ姿を見たくない」
「俺と娘のために生きてくれ! その為なら我慢するから」
そう言ってくれたことが嬉しくてまた泣いてしまいました

歯医者は覚悟して行くつもりです
でも、大学病院となれば通院で会社も休む日が増えるし
金銭的にも負担が増大していく・・

主人も我慢して毎日を生きていると思うと
金銭的な面も、精神的な面も負担をかけている事
我慢をさせて私は生きていいのか・・
また落ち込んでしまう自分がいます

がん患者の家族の葛藤
本人も家族も我慢の毎日
誰のために生きる?
支えてくれている家族の為
わかっていても、それを素直に受け止められない自分
抑えきれなくて爆発してしまう気持ち

私は、わがままなんだろうか・・