
登場人物: わたし・・・36歳 主人・・・42歳
長女・・・9歳 実母・・・69歳
毎日毎日、母との喧嘩で月日を過ごしました
母の言い分は、いつも主人と主人の身内のこと
長男と言うのが気に食わないのか
わたしが次男と結婚しなかったことが気に食わないのか
自分の言いなりの結婚をしなかったから気に食わないのか
もちろん、わたしも主人の身内の方にも
言いたいことは山ほどある
でも、長男でありながら家を借りて
母の面倒を見てくれる主人に
文句は言えないし
主人の親戚にも文句が言えるはずもなく・・・
母も自分の考えが一番正しいと思う性格
子どもの頃からわかっている
だけど、主人の不満を毎日のように
言い続け9年間という歳月の中で
いい加減、主人の事を認めてもいい頃では?
・・・と、わたしが主人をかばうような事を言えば
気が狂ったようにわたしを責める
毎晩毎晩、主人が寝静まった頃、
母との和解を求めるために
夜通し話をしたけれど
ますます、距離が離れていく
どうして、自分の実母なのに
わたしの言葉が届かないの?
でも、親子なんだからいつかはきっと届く
そう信じ、来る日も来る日も話すけど
水平線は交わらないまま時は過ぎる
娘にも、小さい頃からわたしたちの悪口を話しているようで
お父さんが、小さい頃あんたを殴ったとか
お母さんも、すぐ怒ってほったらかしにしたとか
実際、そういうこともあったけど
それには、ちゃんとした理由が・・・
主人もわたしも、母に振り回され
当たる所が娘になることも多かった
それを、娘は本気で両親に嫌われていると思ったらしい
主人の親戚のほうも、一向に実家に帰らない
わたしに対し、敵意を持つようになって
外面は、笑っているが、内面は・・・
隣近所の人の話などで大体のことはわかる
実際、娘を盾に内孫、外孫でスーパーで
おばあちゃん同士、大喧嘩をしていたのだから
わたしは、実母に対しても
主人の身内に対しても
とても、不安感を持っていて
特に、一緒に住んでいる母には
顔を見るだけでも、胃が痛んだ
そんな日が続く中、
突然の二人目の妊娠発覚
とまどいが、隠せなかった
長女を出産した時、骨の異常で帝王切開
麻酔が効きにくく痛い思いをしたこともあり
子どもは一人で良いと思っていたからだ
また、母と喧嘩になる
赤ちゃんが出来た喜びよりも
たくさんの不安が募ってきたのです
生活も、母の生活費等、全てを扶養していた
わたしたちにとって、決して楽な生活では
ありませんでした・・・
この上、子どもが生まれたら生活が・・・
わたしも、36歳の高齢
全てが、不安と恐怖でいっぱいでした
実際、わたしは子どもを降ろすことまで
考えていてのです
今、思えば後悔しても後悔し切れません
その⑥に続く