今日は母の誕生日です。

生きていれば、82歳です。


10年前、72歳の誕生日を迎えられて

良かった良かった・・・と言って、

その後、22日に亡くなりました。


母は肝内胆管癌でした。

気付いた時にはすでに手術も出来ない状態で

余命半年と言われました。

抗がん剤を何クールかやり、

少し落ち着いたと思いきや

あまり効き目もなく

もう治療方法がないと言われ

緩和ケアの病院を進められました。

そこは飼っていた犬もお見舞いOKの

アットホームな家庭的なクリニック

でした。

そこの病院を見学しようとした日に

急変して、高熱を出し、

そのまま個室に入り、

そこから3日後に

亡くなってしまいました。

1日目に姉が付き添い、

2日目に私が付き添い

3日目に亡くなってしまいました・・・。


癌としてだったら、もう少し

生きられたと思うのですが、高熱を出して

急変してしまいました。

だからモルヒネを使って

すごく痛みと戦って・・・と言う事もなく

癌の本当の終末期の様に

ガリガリに痩せる前に亡くなりました。

余命通りの半年でした。

病院には父、母の姉妹、従姉妹、

母の仲良くしていた友達・・・

みんな死に目に会えたんですよ。

今思うとすごい事ですよね。


母的には、

お正月をとても楽しく過ごせた事

誕生日を無事に迎えた事

これで、少し安心しちゃったのかな・・・。

お正月なんて、いつもは食欲もあまり

なかったのに、すごく美味しい美味しいと

お寿司やカニ、料理もたくさん食べて

年越しそばも食べて

初詣にも行けて、本当に元気で・・・。

このまま、こんな日かしばらく続くのかと

思ったけど・・・

癌はやっぱり容赦なかった・・・。


でも後から思うとこれが

亡くなる前に一時的に元気になる

「中治り現象」だったのでしょうね。


今日は、そんな母の事を思った一日でした。


母が癌になった時はあまりのショックさに

始めたばかりのパートを半年で辞めた。

仕事をしながらも涙がボロボロこぼれた。


でも、そんか私を支えてくれたのは

やはり隣にいつもいてくれた夫の存在。

私には自分の家族があったから

とても支えられた。

72歳で早い早いと言われたけれど

まさか夫がそれよりも早い52歳で

亡くなるなんてね・・・。


神様はひどいよね。




いつもブログをご覧頂きありがとう

ございます。


すみません。

今、気持ちに余裕がなくて・・・

今日もコメント欄閉じています。