はじめまして、この前のカエル君と申します。

ところでみなさん、𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の2ndアルバムは聴かれましたか?まだの方は早く聴きましょう!


https://harmoe.lnk.to/radii



このアルバムを𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ファン視点で良かったなーって呟いていくブログです。はい。

ちなみにradii(レディアイ)というタイトルは半径の複数形という意味だそうです。

1stアルバムで地球を演じたのもあり、円に縁があるのかなと感じました。



全体通して37分というフルアルバムにしては短めで、全編聴きやすい尺になっています。

曲毎の感想をつらつら書いていけたらなーと。解釈違いあっても大目に見てね。




『BiRTH』

アルバムのド頭に鎮座するInterlude。心音や扉の開く音が少し恐怖心を煽るような、おどろおどろしさを表現しているというのと、続くピノキオテーマの曲に対しての橋渡し役となっているのだなと感じました。

ここでの橋渡しは1stアルバムのラスト、セピアの虹からの繋ぎも意識されているのかなとも感じました。実際セピアの虹の最後でピノキオを彷彿とさせる歌詞が綴られています。(完全に偶然らしいのですがオタクはこじつけるのが大好きなので)

「愛」とはなんだろうなと考えた時に真っ先に浮かぶのが鼓動であり脈で、それ即ち「生」なのかなと考えます。



『ふたりピノキオ』

タイトル通りピノキオがテーマの曲。BiRTHの心音はいのちを与えられた無機質な人形を、扉の開く音は物語の始まりを感じさせる。アルバムにおいてもしっかり"繋がり"を意識して作られているのだなぁと感心します。



『ふわふわpartyつられてhappy』

まさかの表題2連続。正直この曲はアルバムとしてまとめるには使いにくいのかなぁと感じてしまいます。ライブの1曲目には相応しそうなんですけどね……招待状とか会場的な意味で。

ただ、2連続で表題曲が続いた事によって1stアルバムからの正当続編のような物語性を感じました。


「ホシもサンカクもシカクもみんなも」という歌詞が後に繋がってくるとは露知らず……。シカク……。



『twin's heat beat』

流れを汲みつつ𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の強みを生かしたダンスミュージック調な曲でぶちかましていくなぁと。油断してると刺されるのは空想エスケープみを感じる。でも全体的にはhttWっぽい。新たな盛り上げ曲筆頭か?既存曲軒並み轢きに来てませんか???


何故か知らないけれど初聴泣きそうになりました。やっぱり"2人"について歌っている𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の曲が好きなんだと思う。



『Night before』

イントロから好きだった。好きにならないはずがないイントロだった。

強さと脆さを同時に見せつけてくるような曲。

2人で1つというカタチが崩れると全て瓦解してしまう脆いガラスのような儚さがあるが、ひとたび強固に結び付けばそれはもう砕きようのない無敵のダイヤモンドとなり煌めきを放つ、そんな可能性に満ちた曲だと思う。好きすぎて入れ込んでるだけとも言う。

この曲の前後で衣装替えしたら気持ちよさそう。



『All of me』

重い想いが胸を指す。声色がひたすらに笑顔なんだけど時に恐怖を感じるような……声を聴いて表情が、演技が思い浮かぶという歌唱技術に震える。

妖艶で暗がりにいるという情景も想像に難くない。

「いつも心の真ん中」という部分、音は左右から聴こえるのに歌声はしっかりド真ん中から耳に入ってくるのがゾワゾワする。逃げていいか?



『SiGNAL』

日常から非日常へと遷移するような音を感じた。

夢と現の狭間にいるような浮遊感、ここからは別世界かもしれない。



『愛と呼ぶなら』

今回のアルバムで心を鷲掴みにされた曲。本当にこれ生で聴けなかったら一生後悔するレベルの産物。

献身的な自己犠牲×自己犠牲の物語が心を締め付ける。劇場版𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が始まってしまった、ここクライマックスです。

演者2人の表現力を信頼しつくしてここまで引き算した曲を投げかけられるの本当にずるいし許せない……ありがとう。

これは𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖にしか歌えないな、表現しきれないなと思わせる最高の1曲。



『Love is a potion』

前曲の終わりとこの曲の入りが絶妙なバランスで一体化してるような気持ち良いイントロ……。曲単体でいい曲だけど、この流れで聴くと余韻という役割が与えられてそう。

愛と呼ぶならがクライマックスならさしずめエンドロールと後日談……。



『Dorothy』

このアルバムで間違いなくいっっっっっちばん盛り上がる瞬間って位置づけで間違いないですよね?????ってくらい最高に仕上がってます。

何がエモいって1st最後の曲がオズテーマで、2nd最後の曲(と私が勝手に位置づけている)もオズテーマという繋がりなんですよね。愛は巡っているという事でしょうか。


よくここまで歩いてきたね。もう10年くらい活動したかのような曲だよ……でもそれくらいの絆は持ち合わせてるんだよね。

それでも𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の歩みを止めないという"覚悟"を歌っているのかな。

というのが最初に聴いた感想。



『RiSE』

ジ○リ……?(チガイマス)

今までとは違う事を感じさせる神秘的でどこか民族感のある不思議な曲な印象。



『HyperLoveSong』

申し訳ないのだけれど最初蛇足かなと思ってしまったが流れ変わった部分で急に引き締まったように感じる。ちゃんと𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の曲だ。個人的にはアンコールの立ち位置。すなわちおまけ。


今までは演者𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の歌だったけどこれに関しては観客𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖といった印象だった。これまで演じてきた自分たちを振り返って微笑ましく鑑賞している姿を想像した。空にもなるし星にもなるし神にすらなれる。舞台の上では何もかもが自由自在、それを表現しているようにも思えた。

まばたきの「ま」という歌詞から一体どれだけの悠久の時を生きているのだという畏れを抱く。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖テーマの曲というのだから尚更。


歌詞読んでね……◇シカクと〇マル

𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のマークってこじつけたらLOVEどれにでも変換出来ませんかね?歌詞カードに封入されていたアイツを見て思ったのですが。





聴いているうちに自分の中で納得が出来て、結果良いアルバムだなと感じました。

愛とは結局なんなのだろうなと考えた時、様々なものが存在するけれど1つの物事に対して時間を、リソースを割けるのが1つの愛の形なのでは?という結論に至って今回のアルバム感想締めたいと思います。

様々な愛を演じ、最終的に𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の2人(とルームメイト)がそれを確認する作業に入るというのがこのアルバムの物語なのかなと感じました。




ツアー行きたいね……9月8日東京、9月14日京都、9月16日東京

行こうね!!!!!!!!!!!!!!!!


ではまた ノシ