はじめまして、この前のカエル君と申します。

(名前確認ヨシ)

アルコール入れて勢いで書いた学概論感想も存在するのですが、それとは別の感想です(内容は似通ってるかも)。今度は素面です、通してください。





某月某日名古屋へ行ってきました。名古屋らしいことは何もしてません。さるお方の駅構内にある応援広告を撮影したのと赤福(別に名古屋土産ではない)を買ったくらいでしょうか。

DIALOGUE+学概論という結成5周年を掲げたツアー、彼女たち8人が紡ぎ出すライブの魅力を詰め込んだような2時間強のライブ、久々に感想ブログを書こうと思い立たせてくれました。

名古屋ベースに兵庫で味付け、東京で盛り付けたので多少アラが出る部分もありますがご了承ください。はい、予防線カンペキ。



1月以来、ひっさびさの単独オリ曲ライブだな〜と(言葉狩りに気を遣いながら)ワクワクした気分でガタンゴトンとゆらり揺れ、あっちにこっちに忙しなく連れて行ってくれるツアーの楽しみを感じます。移動時間が長いなぁ。



さて!本編21曲、アンコール2曲という過去最大級のボリュームで届けられた今回。短めの曲は元々多かったのですが、2分以内の曲ができたからこそ取り組めるのかなとも感じました(とか書いてたら東京公演でハズカムが別のものに置き換わって爆笑)。長さだけで語るとそこまでですが、「曲が増える=覚えるべき振りが増える」なので単純な話ではありません。



懇切丁寧に「DIALOGUE+学概論その〇(任意の番号)」と頭につけながらDIALOGUE+のライブとはこういうものだよといった説明が音楽と共になされていきます。これまであえて言葉で表さなかった部分を改めて解説していく形が今回のライブなんだなと把握。

曲頭に番号を加えるとはいえ、それを発するのはイントロ中だったり歌い出し直前だったりと流れを止めないところが流石だなと感じました。



『かいかいせんげん!』に始まり『ぼくたちのかくめい!』に繋ぐ。

ライブを始めるための曲とDIALOGUE+始まりの曲を続けて披露する。ある意味スタンダードではありますが奇を衒わずストレートに盛り上げてくれる。むしろここで真っ直ぐを貫いてくれるからこそ変化球がより輝きを放ちます。


「挨拶はしっかり元気よく!」という触れ込みでまずは1発かましたれと言わんばかりのはじかくはボルテージの上がりきっていない最序盤からも熱量を一気に高めてくれる強い選手です。最初からDIALOGUE+を支えてくれた信頼のおけるエース。これからもよろしくね。

『20xxMUEの光』でダメ押しの盛り上げ、徐々にどころか急激に場を温めていきます。



『シュガーロケット』『チャンバワンバfancy!!』『パンケーキいいな』のカップリングエリアでは序盤3曲の流れをそのままに右肩上がりで上昇させていきます。そのためのシュガー"ロケット"。ここからさらに加速するセットリストを乗りこなしてやるぜという気概を感じます。

個人的にシュガロケとパンケーキは5月の頭にワンマン(4月、6月)の映像を観てそろそろ欲しいよな〜と飢えていたところだったので、空腹時に餌を与えられ上手い具合にフライパンの上で転がされているのを実感しました。アチチ。

チャンバ音源にある「ジャイアントハイランドバナナ忘れた……」の部分は応用が利くのであらゆる曲に繋げられ、今回のパンケーキに関しては甘いもの同士で親和性が高かったのが肝ですね。うまい(上手いと美味いをかけている)。

B面エリアと言いましたがチャンバの歌詞を読んでいると「ペロペロキャンディ甘すぎんぞ」と出てきて「ああ、ここはでろ甘コーナーだったか!」と納得。



『人生イージー?』から『僕らが愚かだなんて誰が言った』への繋ぎはイージー?を聴き込んだ人ほどザワついたのではと思います。

かき鳴らしで1回締めるのが常だったのですが締めキャンセル僕愚突入という不意打ち。これが変化球、油断ならない。


『僕らが愚かだなんて誰が言った』『誰かじゃないから』の誰が誰かfancy!!はあとからセトリを見るとクスッときます。ファンシーどこから来たんだよ。語感だけで書くの良くないですね……以後気をつけません。

激しめな曲から急に転換する緩急とそれを可能にする8人のポテンシャルには毎回驚かされます。ゆりにゃの「moon-side」最高〜!兵庫特にかっこよさに振れてた。

僕愚が終わるとアウトロバンド演奏に合わせて踊りが強いまゆゆーなさんがそれぞれの持ち味をこれでもかと見せつけるソロダンスを続けざまに披露。

まゆゆんは相変わらず見るものを虜にするような踊りが上手だなと感じましたし、ゆーなは迫力がある力強いダンスで視線を釘付けにします。その結果初見の名古屋公演では後奏ダンスでゆーなさんを目で追っていたのはここだけの話。後攻有利の法則。


そんな目を見張るようなダンスからの『誰かじゃないから』とても良かったですね……。

思わず動きを止めて見入ってしまいました。あんなに暴れてたのに急にピタッと止まったので真後ろの観客になんだコイツはと思われたことでしょう。

さて、アンダーグラウンドへと射し込む光を辿るため静かに確かに上昇する決意を固める僕愚を支え持ち上げる誰かじゃないから。曲名を含めて物語を押し上げていく美しい流れが組み上がります。純然たる主人公A面をより高くより輝かせる良き相棒B面という図。この形が別々の盤に収録されているはずの曲で作り上げられる様は圧巻でした。



「誰かじゃない僕」つまり「Only」そういう繋がりかなと。

『めっちゃオンリーユー』って改めて聴くといい曲ですよね(唐突)。誰かじゃないからのいい流れを切らずに入ってくれたの大正義だった。というか個人的に今回所謂ダレた部分っていうのが限りなくゼロに近かったように思います。("誰"と"ダレ"をかけている訳ではありません)(これが言いたかっただけ)


かわいい曲の代表として『恋は世界定理と共に』を連ねてくれるのは世界定理前奏崩れ落ち人間として嬉しい限りです。この曲が存在する限り「96年組(ねねまゆ)はいいぞ」と言い続けるので。兵庫上手で見たペアダンスの飯塚さんのいい笑顔ったらない。最高です……。

久々の生バン世界定理の加速する心音が聴けて大満足。コンプリートではリンゴーンしたり今回はセリフを用いたりと世界定理の直後で何か仕込むことに命かけてますか?

そんな満面の笑みを浮かべて幸せ心地でいたらこの直後に『やばきゅん♡シューベルト』が入って身も心も掻き乱される羽目になったのだけれど。クネクネするの楽しいよ恵一……。


声優アーティストユニットの"声優"部分を忘れていないのが偉いところで、やばきゅんに入る前のセリフパートでこれから始まる世界観に引き込んでいきます。転換の意味も成していたと思う。このセリフパートがなければ余計に情緒グチャグチャだったので助かったと言えます。きゅん♡とか言ってる割に曲調が対極にいますからね。

「君じゃなきゃ……」と脳に信号が送られた私は一瞬君じゃなきゃダメみたいが始まると錯覚しました。


ここまで来た段階でMCはほっとんどなく、どこまで走りきるつもりなんだろうとソワソワ&ドキドキでした。水分補給などしっかり挟んでいるのは確認できたのでそこは安心ですが、それを差し引いてもとんでもない事をしているのは明らかなのでそれに負けじと応援する気持ちに火がつきます。


『ダイアローグ+インビテーション』

やばきゅんのアウトロが段々と加速し、インビテへ。世界定理の加速する心音とかかっているのかと勘繰りマスター。

インビテさん片や序盤に使われこのライブへようこそという意味合いを持ち、片や終盤に使われ次のライブで会おうねと約束を交わす意味合いを持つこの招待状が今回用いられたのは中盤。次の曲が見せ場だからまあご覧になってくださいなといった解釈をさせていただきたい。

思えばやばきゅん時点でこの助走は始まっていたのだ。次に控える彼を最も煌めかせるための助走が。


『ユートピア学概論』

ここが前半ラスト。最新曲です。ライブタイトルにも名を連ねているだけあって1回目のピークがここです。舞台セットのkeepoutテープのような8色のラインもユートピア学概論ジャケ意識で、まさにこのための舞台、このためのセトリというのが顕著でした。

この曲の幸福感は一体なんなんでしょうね。曲自体が楽しいけれど目の前で見ると3倍増しくらいで楽しい!

サンバイマシ!ヨッシャ!(違)

リリースされているのをいいことに「うっそ〜動画です♪」の部分をギリギリのギリギリまで引っ張っていてインビテゆりにゃといい勝負してました。(兵庫では緒方さんが「名古屋のみんな〜!」と叫んでしまうお茶目を披露したり東京では延々と引っ張り続けて「あぁ……ライブだな……(言葉を濁す)」とそのキャラクター性を遺憾無く発揮。緒方佑奈だからこそ許される瞬間のひとつではないかなと感じました。)

名古屋で一緒にズッコケた瞬間はまるでエキストラになった気分でDIALOGUE+では珍しい感覚だなと自分の中でのアップデートがありました。


「ここまでがひとつのライブです!」と言われても納得するくらいの濃密な時間。14曲を1時間強で走ってきました。まるで短距離走並のペースで走ってないか?という疑念を投げかけておきます。少なくとも声優という肩書きを持つアーティストのライブでこれが普通では無い。そういう事をサラッとやってのけるからこそ何度も通いたくなるし、尊敬します。




ここからは「仲間」をテーマにしたおしゃべりの時間。あなたたち山をひとつ登りきったのだからここでしっかり休みなさいと言うくらい長尺(当社比)MC。これが名古屋では8分程度。実はこれ演者の休憩時間じゃないぞ、我々の休憩時間だぞ……というオチ。しかも兵庫と東京ではさらに短縮されてましたし兵庫以降はMC長くなったらギターで次の曲促してくださいと佐々木さんに依頼。そのフラグを踏み抜くかのように良きところでギターが鳴り響く痛快な時間でした。バンドメンバーも含めて仲間です。


まあ観客の体力なぞどうでも良いのです。最悪曲聴きながらでも休めるので。

と、他のメンバーについてあれやこれや楽しくのトークタイムはさながら月イチ生配信やラジオ番組のよう。珍しく長めゆるゆるMCで驚いていたら次に控えていたのが『夕空航路』と『フレンドファンファーレ』。この2曲が控えているから成立するMCだったなと感嘆しました。全て織り込み済みなの恐ろしい。


そして『大冒険をよろしく』。とりあえず投げておけば盛り上がってくれる大正義大冒険様も実は仲間をテーマに歌っています。

テーマで繋ぎ、曲調で繋ぎ、その時最も輝かせたい曲を全力でサポートする。セトリを組んだ方の手腕とその想定を実現にする8人に花マルあげたいです。こういう流れですよ〜とPが提示したものをDIALOGUE+というプリズムを通した時何倍にも増幅させ輝かせ私たちに向けて提供してくれる彼女たちって本当にすごい!



『D+has come』/『ガガピーガガ』

大冒険で加速した勢いをさらに風に乗せるためのハズカム。瞬間最大風速を叩き出すための曲と言えば現状これが一番な気がします。

イントロでアドレナリンドバドバ出まくって暴れ散らしたら一瞬で過ぎ去って行くから毎回記憶ないよねって曲。その場その場で楽しければ良いのです、と都合の良い言葉で締めておきます笑。


東京公演のみ『ガガピーガガ』披露。

初見の驚きも薄れてきた千秋楽、東京ドームシティホールの地でこういう事をする。まさにDIALOGUE+1ツアーの流れそのもので、ハズカムを引き継いで盛り上げられる曲でしたね。

フレファン群馬のブログでも書いたのですが、イントロでボルテージを上げ切れる曲になっていた事が嬉しくて、今後どこで使われるのかも楽しみな成長株(といってももう2年選手なんですよね……時の流れ早い)。


ドメフォ「ハズカムくん、仲間だね……ようこそ"こちら側"へ。(^^)」



「DIALOGUE+学概論その7 突如来る新曲に備えよ!『これは訓練ではない』!!」

振りかっこいいしまゆゆんのロングトーン最強だしリリースが待ちきれませんよね……。初公開は群馬だったのですが、バンド演奏で披露されたのは今回が初。それでいてオケの回数を既に上回ってるのどういう事だ(オケ1、バンド3)。リリース前に4回も客前で披露出来てるの強みですよね……訓練が収録されたアルバムが発売された後の引っ提げライブが今から楽しみ。

新曲と言いつつ群馬で聴いたんだよなぁという疑問を持っていた名古屋公演から1ヶ月半経った東京公演ではその雑念が全く気にならなくなっていたのでそこに至るまでの流れが相当良かったのだろうなと認識しております。3公演続いて慣れたのもあるかもしれないが前者の方が気持ちよく捉えられる。



『イージー?ハード?しかして進めっ!』

『ぼくらは素敵だ』

イージーハードは今年リリースされたばかりの曲。前回のワンマンでも重要な立ち位置を任された今のDIALOGUE+の顔と言っても過言ではありません。そのイージーハードを2回目の山頂に仕立てたいのだろうなと感じました。

名古屋公演における2回目のピークはいささかぼくらは素敵だに食われていた感が否めなかったのですが、最近知って応援してくれている人向けのピークがここ、それよりも少し前から応援してくれている人に向けているのが本編最後の曲なのかなと自分を納得させました。


東京公演、なんということでしょう。上でこう言ったものの6/23ではきっと誰も彼もが最終ブロックのピークをイージーハードに挙げるんじゃないかと感じるくらいイントロからのハマり具合が完璧でした。

ツアーを通して曲の精度も流れの作り方も進化している……?

かなり曖昧でふわふわした感覚だったので上手く説明出来ないけれど、セトリのピースが上手くハマるような、ここに埋め込むのはアナタしかいない……そんな感じ。


「もちろん君たちも連れていくぞ!」とイージーハードで歌い「DIALOGUE+学概論その8 また会う約束をしよう」と手を差し伸べてくれるのが最高の周年ライブの締めでした。


振りがついたぼくらは素敵だ。その意味するところは「私たちはこれからも進むのをやめないから君たちも安心してついてきてね」と投げかけてくれているように解釈できました。

結局DIALOGUE+の本質って何があっても止まらず、停滞せず、動き続ける、進み続ける事だと思っていて、どんな逆風が吹き荒ぼうともそれを追い風に変えてジェッ飛ばしていける強さが魅力なんじゃないかなと。

観客の前でライブが出来なくなった時は配信でのライブを精力的に行い、楽曲制作やリリースも滞らせる事無く、一瞬だけメンバーが欠けてもその居場所を守り続けてくれる。そんなあたたかくて最強な彼女たちだからこそ信じられるのだなと改めて理解しました。

全編通していいライブだった……。ありがとう。



そして問題のアンコール。爆速登場でトイレキャンセル発生したの笑いました。ぶっちゃけ声を出したり手を叩き続けるのも疲れるので演者の負担にならないのならいいぞもっとやれって気持ちです。演者の負担にならないのなら。

東京公演が特に早めの再登場で、即座に戻ってくるのを知っていたのに噴き出してしまう程でした。映像化した際にアンコールをカットする手間が省けるね!!なんて裏方に優しいんだ!!!


色んな発表もあり、飯塚麻結さんの声の良さを再確認し、今後もまだまだ楽しいことが沢山だー!サンタがたくさんだー!


しばらく喋ったのち、歌が聴きたいから呼んだんだよねとこちらの意図をちゃんと汲んでくれる。


幾度となく見た立ち位置。『おもいでしりとり』。

緩やかに盛り上げてくれるおもいでしりとりはアンコール一発目に実は最適なんじゃないかと感じました。

この曲も少し前のDIALOGUE+の顔的存在だったので記念のライブで聴けてHappy。

リミスタの鯖落ちすら懐かしく思える

そして本日最後の曲は『ユートピア学概論』

まさかのおかわり。ここのおかわりは意味は違えどZeppツアーでのユニバースおかわりを思い出しますし、本編内で披露した曲をアンコールでもう1回というのはぼくかくオンラインを踏襲しています。

あの頃は曲数が少なかったためにそういう選択をする以外になかったのですが、今は曲数が増えに増えたので意図的ですね。

次の事何も考えなくていいユートピア学概論のはっちゃけ度は凄まじく、まさにここが理想郷でした。

振りもそこそこに各々自由にしている時間って尊いもので、型にハマらず今この瞬間を楽しんでいるというのが伝わってきてこちらも楽しくなってしまいます。楽しいの連鎖が止まらない!




23曲走り切ったみんなに大きな拍手を。全体的に普段以上に跳びポ多かったか?ってくらい跳んだ気がします笑。楽しかった〜。

毎度の事ながら先入観を持って臨むと裏切られるぞというライブ。だからこそ通うのやめられない。


https://x.com/mkykdnyrk/status/1805040028734955898?s=46&t=YBjCOCAyRHd4tN0hFRZqJw

 

 


5周年、長いようで過ぎてみればあっという間の期間を走り抜けた彼女たちに最大限の称賛を。

発表を見る限りまだまだ止まるつもりのないユニットらしいので今からでも追えますし、離れるのはもったいない。


隙を発見。5年前、何してたかなぁと思い返してみると某舞台少女作品の沼に沈んでいました。ポニも1枚噛んでるアレです。ナディも関わりあるやつ。その作品に関しては今でも好きですし、映画が再上映された際には都合さえつけば映画館まで足を運ぶくらいには大切な作品。

1度好きになったものは基本いつまで経っても好きでいられるんだなぁと常日頃から感じています。


いつまでも高い熱量で追いかけられる人、他のコンテンツと折半して応援できる人、楽曲がリリースされたら聴いてるって人、ライブがあればふら〜っと遊びに行く人、YouTubeに上がってる動画だけ見てる人、バンドメンバーが好きでライブに来る人、他メインだけどちょっと興味あるって人、偶然目に入って名前だけ知ってるって人。


どのような理由でも触れてくれる人たち全てが素敵で、その方々に支えられこのユニットは生きています。

色んな好きの形があってそれぞれが貴重で尊く誰にも否定はできない。そういう空気を作っていければそのうち世界平和にでもなりますかね。そう、あれやってこれやってね。



https://x.com/mkykdnyrk/status/1805242463264874892?s=46&t=YBjCOCAyRHd4tN0hFRZqJw

 

 


DIALOGUE+に触れてから良い事たくさんありました。

これからも振り落とされないよう応援していきますので何卒よろしくお願いします。

DIALOGUE+の全速力に絶対負けるもんか!!


それではまた会いましょう ノシ