検察審査会  | くるみの学校

検察審査会 

小沢氏起訴議決 審査員は平均30.9歳
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1363238&media_id=88

以下のHPには、次のような説明が載っている。

http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q5.html


Q5 素人が判断してよいのですか。

A5 公訴権の行使に民意を反映させてその適正を図るという制度趣旨から国民の皆さんに判断していただくものです。


検察が2度、不起訴を決めたものを検察審査会では、民意を反映して、裁判所の任命した弁護士が検察官として、訴訟することになるという。

今回の審査員は平均30歳・・・・。ずいぶんと若い。勿論若いというからダメというわけではない。

あくまでも

Q16 検察審査員候補者はどのようにして選ばれるのですか。

A16 次の手順によります。

(1)市町村の選挙管理委員会が選挙人名簿からそれぞれ割り当てられた人数をくじにより選びます。
(2)(1)で選ばれた方々の名簿を検察審査会事務局に集めて,各検察審査会の群ごとの検察審査員候補者名簿を作成します。

ということらしい。

民意というのは、実に危うい物である。

太平洋戦争や満州事変なども、一部の軍人が先走ったのではない。

当時の国民の民意だったのである。

検察のねつ造事件が報道されたのは、この審査会が結論を出したのが9月14日、村木元局長の無罪判決が9月15日、前田検事が逮捕されたのが9月21日である。

今、国民の検察不信はすさまじい。つまり、この検察審査会が、9月下旬に開かれていたら、どうなっていたのだろうか。

ねつ造までする検察が不起訴にしかできなかった事件である・・・・。


先日、朝日新聞は、天声人語で、特捜の鬼、河井信太郎を「巨悪をえぐる組織の土台を築いた」と賞賛し、「刑事裁判の99%が有罪だから、検察は正義の後衛、最後の番人」と位置づけている。(永田町異聞より)

1%の無罪判決はしょうがないような書き方をする天声人語こそ、危険である。

村木さんのような冤罪が起きてはならないのである。


この検察審査会は、検察の意見を参考として聞かなければならないシステムになっているそうである。

ということは、検察のゴーサインが示されたということでもある。

民意というのは恐ろしい場合もある。11名中、8名以上の賛同があれば、良いのである。

アメリカの陪審員制度は有罪か無罪の判決をだすが、全員が一致しなければ、結論をだすことはできない。

検察審査会制度が付け焼き刃的な制度と感じてしまうのは私だけではないはずである。

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