心乎愛矣 | くるみの学校

心乎愛矣

最初に送り出した卒業生に学年の担任団が送った文集の名前です。

昨日の同窓会で、卒業生が持ってきてくれました。

ATOKの文字パレットで検索したところ、「しんこあいい」と読むのだと思います。

考経に書かれています。

孝経(こうきょう)は、中国の経書のひとつ。曽子の門人が孔子の言動をしるしたという。十三経のひとつ。

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学年主任のS先生は、国語科の教師で、生徒にとっても、私達、若い教員にとっても、威厳のある存在でした。

新採用と同時に担任になった私は、学年にいる3年間、その後の3年間の計6年間、お世話になりました。

親分肌の先生でした。

退職の日に、私はS先生の好きなシーバースリーガル12年を持って、家を訪ねました。

その先生が良く言っていたのは、最初に担任し、卒業させた生徒達の事でした。

私にとっても同じです。

最初に担任し、卒業させた生徒達はとても思入れの深いものです。


その文集の題として、博学なS先生が選ばれたのでしょう。

この言葉の横には次のように書かれています。


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心乎愛矣(しんこあいい)

こころは愛に満ちて


心は愛に満ちて    今、私達は諸君の門出を送る

愛は心に満ちて    諸君の入学以来、私達は諸君と共に過ごしてきた

心は愛に満ちて    諸君が各自の道を歩いてくれることを心から願う

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76歳のS先生は、退職後、奥さんを早く亡くされ、その後、認知症になっているというお話を聞きました。

お世話になったS先生からの私へのはなむけの言葉として、心に留め、北海道に向かいます。



$サンタヴィレッジ・くるみのがっこう 

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