陰麗華(いん れいか)
 
名前が、美しいですよね(笑)

れっきとした実在の中国の皇后です。
 
今日からDVDリリースの中国のドラマ
「秀麗伝〜美しき賢后と帝が紡ぐ愛」
のヒロイン。
 
そんな彼女の人柄はまさにマンガやドラマのヒロインのよう。
 
陰麗華から、
ヒロイン系女子になる方法
を探ってみようかと思います!



 
陰麗華は、
中国の皇帝・光武帝(劉秀)の妻で、
最も愛された女性です。

2人が生きた時代は、
『前漢』が滅ぼされ、
王莽(おうもう)による
『新』が建国されていました。

しかし王莽という人物、
政治力はなかったようで強引に
改革をし、庶民には嫌われていました。

その中で、
反乱を起こし自ら『後漢』を

建国したのが劉秀(りゅうしゅう)、
のちの光武帝(こうぶてい)。

劉秀は
皇帝の血を引いているものの、
地方豪族として育ちます。

マジメで慎重、
ざっくばらんで
ジョーク好きな(でもウケないw)、
親しみやすい人柄でした。

そもそも
皇帝になる気もなかった…
というので
運命とはわからないものね!

若いころは
「仕官するなら執金吾、
妻を娶らば陰麗華」
と言っていたそうです。

執金吾とは武官の位で、
制服がカッコよく
憧れる若者が多かったらしい。


 
 
そして陰麗華は、
劉秀の豪族の娘で、
地元では評判の美人。

つまり「カッコいい
仕事について、
地元一の美女・
麗華ちゃんを
嫁にしたい~」
 
ってところでしょうか(笑)

 
のちの皇帝としては、
フツーすぎる夢!
 
そんな彼は
『新』を倒そう兄が、
兵を上げたときもお金がなく、
牛に乗ってついて行ったという
珍エピソードの持ち主。
 
 




やがて劉秀は願いどおり
10才年下の麗華ちゃんと結婚。

しかし、新妻を残して、
中国を統一するため
各地で戦に明け暮れることに。

その途中名家の娘だった、
郭聖通と結婚してしまうのです。

あくまで中国を統一するため、

名家との
繋がりを作るための
政略結婚だったものの、
麗華にしてみれば複雑だったはず。


 
やがて
劉秀改め皇帝となった光武帝は、
麗華を呼び寄せて2人は再会。

政略結婚の郭聖通よりも
愛する殷麗華を
皇后にしたかったのですが

麗華は、
『私は子どもを生んでいないから』
と郭聖通に譲ります。
できすぎな麗華・・・

一方、郭聖通(かく せいつう)は、
名家出身でプライドが高く
ワガママなお嬢さま。


 
自分の子と、
麗華の子をあからさまに
差別したようです。
 
夫が、名家である自分の子と
地方の豪族の娘でしかない麗華の子を
平等に扱うのがイヤだったらしく・・・

しだいに光武帝の心も離れていき、
郭聖通は、皇后を降ろされ
麗華ちゃんは36歳にして
皇后になりました✨

ライバルの郭聖通やその一族を
攻撃することはせず、
また自分の一族に
権力を持たせることも
しませんでした。


 
庶民派で、これといった趣味もなく
一生質素に暮らしたそうです。
その結果、孫の皇帝の代まで後漢は
繁栄していくのでした〜♪
 
控えめでありつつ、
ガンコなのも麗華の魅力。
夫が止めても戦場について行き、
戦場で初めての出産をしたり、
夫にからかわれて
「アタシ、冗談はキライなの!」
とキレたり、
7歳で亡くなった父親のことを
聞かれると
いつも泣き出したり・・・
人情に熱い江戸っ子気質にして、
今でいうツンデレ美少女。
 

 
 
そのまっすぐな心で
『意地悪なライバルを押しのけ、みんなに愛されてハッピーエンド!』

と、少女マンガも
びっくりの人生を
送った女性でした。



陰麗華の生き方には
少女マンガや
ディズニープリンセスに
お約束の要素が
いっぱいです。

・何よりも、自分を信じる

・ライバルがいても、
攻撃しない、争わない

・誰に対しても平等に接する
↑これ大事!
イケメンに媚びるとかナシよ(笑)
 
これであなたも、ヒロイン女子になれる・・・かも(笑)