Netflixで【今求められるミニマリズム】というドキュメンタリーを観ました。
単に、所有している物を捨てて身軽になる。ではなく、他人が持っているから欲しい、買う、幸せになれるという思考を否定している内容。
ただ、後半にかけて自己啓発的な展開にはなるのが、少し気になった。

衝撃だったのは、アメリカの平均的家庭のモノ事情。
家は大きいし、ガレージ付きも殆どだからだろうが、平均して所有しているモノ(ガラクタも含め)の数が30万個という数字には驚いた。
それと、一般米国人の収入に見合わない浪費具合には圧倒された。
カード社会にしてローン審査が甘いのもあるのだろうが、それにしても度が過ぎる。
こんまりさんの収納術が大受けした背景は、平均的家庭の切実な問題だったからなのですね。
そして、ウォルマートの年商がスウェーデンの国家予算と同じって事でも分かるが、有店舗での購買がメインで補足的な意味でECは存在している。
アメリカの景気指数が良いのはこれか!と分かったが、もし国民に『ミニマリスト』が増加すると大変な事になるんだろうし、オーナーではなく、被雇用者(弱者)が益々弱者になる気がする。

自分の持ち物については、価値判断の基準を他人の意見や広告だけに求めていないので、今のところ問題なさそうだが。。
いやいや、ありました。
盲点は台所でした。ストックが多過ぎ!

(人間関係も含め)断捨離モチベをキープするのって意外に難しいと思うんだけれど、この作品は(それがあれば幸せになれるのか)と自問自答する事が重要だと言っている。

人間関係でもそうだ。
若い頃は、とにかく名前をつけて保存していた。
しかし、人と関わる事の複雑な文脈をよく理解しないと、単にリスクが増えるだけになってしまうケースも多い事に気づいたのが40代初め。
でも、こればかりは経験しないと分からない。

人脈の広さは自己幸福度に直結しない。
むしろその逆なのかも知れません。


※全然関係ないですが、【ブラック・ラグーン】のロベルタも、究極のミニマリストにして最恐テロリストです。

ラブレス家の為に、欲望の全てを捨てて…

連休くらいしかアニメは観ないのですが、【ブラック・ラグーン】の中でも、メイド姿で大暴れするこのエピソード、ハマりました。